6月下旬に京都市上京区の相国寺にハスとタチアオイを見に行った後、京都御苑の東に建つ梨木神社(なしのきじんじゃ)に参拝しました。
梨木神社には、カエデと萩がたくさん植えられており、梅雨の時期は、境内全体が緑色に包まれます。
9月の萩が咲くころや11月の紅葉時期に参拝するのがおすすめの神社ですが、梅雨に緑色の境内を見に訪れるのも良いものです。
本殿の前で萩が咲く
梨木神社には、地下鉄の今出川駅から南東に7分ほど歩くと到着します。
京阪電車の出町柳駅からだと南西に徒歩約8分です。
梨木神社の参道は、数年前にマンションが建設されたことで、以前よりも短くなっています。
上の写真に写っているのは、マンションの北側に建つ鳥居です。
マンションの南側にも鳥居があり、かつては、そこから梨木神社の参道が続いていたことがわかります。
鳥居をくぐって参道へ。
参道は無人です。
無人の参道をまっすぐ北に歩いて行くと、神門が建っています。
神門の前のカエデの葉が黄緑色です。
萩も緑色の葉をたくさん付けています。
神門の先には、拝殿が建っています。
周囲には、萩とカエデの緑がいっぱい。
特に萩は、年々、その数が増えており、今にも境内が萩の葉で埋め尽くされそうです。
早いもので、萩の花もちらほらと咲いていましたよ。
萩は、一般的に9月に咲きますが、6月の終わりから7月に咲き始めるものもあります。
萩とカエデの葉に埋もれてしまいそうになっている本殿。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
本殿にお参りを済ませた後は、参道に戻ります。
参道わきの手水屋からは、名水の染井が流れています。
参拝者は、100円で5リットルまで組むことができますよ。
私も、以前に汲ませてもらったことがありますが、まろやかな口当たりでおいしかったです。
手水屋の近くには、御神木の愛の木が植えられています。
近くには、ハート形の絵馬がたくさん奉納されていましたよ。
愛の木に祈願しておけば、縁結びのご利益を授かれそうですね。
神門近くのカエデの緑を眺めます。
染井を汲みに来る人は、ちらほらと見かけますが、その他の参拝者はいません。
梅雨から夏にかけては、京都に観光で訪れる人が減るため、梨木神社を訪れる人も少ないですね。
例年だと、7月に祇園祭が行われ、山鉾巡行の日には、多くの旅行者や観光客の方が観覧にやってきますが、今年は、規模が縮小されて祇園祭が行われるので、静かな7月になりそうです。
参道から少し外れた場所では、ガクアジサイが咲いていました。
そろそろアジサイも終わりが近いですね。
なお、梨木神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。