4月上旬。
白峯神宮に桜を見に行った後、南に15分ほど歩き、京都市中京区の神泉苑に参拝しました。
神泉苑にも、桜が植えられていますが、もうほとんどが散っており、早くも境内は初夏の雰囲気に包まれ始めています。
堀川通の桜とHOTEL THE MITSUI KYOTO
堀川今出川から堀川通を南に歩いていくと、途中から堀川沿いに桜並木が現れます。
堀川沿いに植えられているのは、遅咲きの八重桜が多く、赤色、白色、緑色の花をたくさん咲かせていました。
鴨川には早咲きの桜が多く植えられていますが、堀川では、ソメイヨシノが散った後でも様々な種類の八重桜を楽しむことができます。
堀川通を南下していき、二条城の近くまでやって来ました。
その東側には、つい最近オープンしたHOTEL THE MITSUI KYOTOが建っています。
かつて、京都国際ホテルがあった場所で、京都観光には抜群の立地です。
マリオット・ボンヴォイ系列の高級ホテルなので、宿泊料金は高めですが、贅沢な京都観光を楽しみたい方には魅力的ですね。
SPGアメックスカードをお持ちの方は、各種優待を受けられますから、京都にお越しの際はHOTEL THE MITSUI KYOTOに宿泊すると良いでしょう。
ちなみに南隣には、ANAクラウンプラザホテルもあり、こちらはANAカードを持っている方が宿泊するとマイルが貯まりますよ。
神泉苑のツツジと新緑
神泉苑の鳥居の前に到着。
神泉苑の最寄り駅は、地下鉄の二条城前駅です。
駅からは、西に3分ほど歩けば、神泉苑の北側の入り口に到着しますが、参拝する際は南側の御池通に面した鳥居から境内に入りたいですね。
鳥居をくぐって境内へ。
境内は、ほとんどが法成就池と呼ばれる池が占有しています。
法成就池に架かる朱色の法成橋が、雅であります。
神泉苑は、平安遷都(794年)以降、歴代の天皇が遊宴を催した庭園です。
法成橋を見ていると、その時代の光景が目に浮かんできますね。
池には善女龍王社があります。
それでは、善女龍王社にお参りをしましょう。
天長元年(824年)の干ばつの時には、空海が、この地に善女龍王を呼び寄せ雨を降らせたとの伝説が残っています。
また、空海と守敏が雨乞い祈願で争ったのも神泉苑です。
法成就池では、カモが気持ちよさそうに泳いでいました。
池のほとりでは、アヒルも居眠りしていましたよ。
善女龍王社の後ろには、横に伸びた松があります。
今にも折れて池に落ちてしまいそうに見えます。
池のほとりでは、ツツジが咲き始めていました。
今年は、桜だけでなく、その他の花も開花が早くなっていますね。
この様子だと、ゴールデンウィークの前にツツジの見ごろが終わってしまいそうです。
法成橋を渡ります。
橋の近くの木々の新緑もきれいですね。
京都の春は、あっという間に終わり、初夏が訪れています。
神泉苑は、京都の中でも、特に風雅な雰囲気を味わえます。
拝観料などは必要ないので、観光で二条城を訪れた際にでも神泉苑に参拝してください。
なお、神泉苑の詳細については以下のページを参考にしてみてください。