3月中旬に清浄華院の蜂須賀桜を見た後、北東に7分ほど歩き、長徳寺を訪れました。
長徳寺には、早咲きのオカメ桜が門前に植えられており、毎年、本格的な桜シーズンの前に見ごろを迎えます。
オカメ桜は、清浄華院の蜂須賀桜とほぼ同じころに見ごろを迎えますが、すでに蜂須賀桜は半分くらい散っていたので、オカメ桜も散っていそうです。
それでも、まだ残っている花もあるだろう思いながら、長徳寺に向かいました。
オカメ桜は見ごろ過ぎ
清浄華院から今出川通を東に歩き、賀茂大橋までくると、オカメ桜が咲いているのに気づいたので近くに寄って見ることに。
やはり、思ったとおり、オカメ桜も満開を通り越して、花がたくさん散っていますね。
近くの枝垂れ桜はまだ咲いていませんでした。
その上には、トビがいましたよ。
しばらくすると、トビは、空に羽ばたき、賀茂大橋の上を旋回していました。
この辺りは、トビがよく飛んでいますね。
京阪電車の出町柳駅を出てすぐの場所に建つ長徳寺に到着しました。
門前のオカメ桜は、花を散らしていましたが、まだピンク色の花は半分以上残っている感じでした。
見ごろは過ぎていますが、まだ花が咲いていて良かったです。
山門と一緒に見るオカメ桜。
この角度だと、まだ見ごろを保っているように見えますね。
上の方の枝は、満開に近い状態を維持しています。
オカメ桜の花は、小ぶりで、濃いピンク色をしています。
枝にびっしりと花が咲くので、とても華やかな桜です。
そのため、多くの花を散らした後でも、割とたくさんの花が咲いているように見えます。
長徳寺のオカメ桜は3本ほど植えられており、ほぼ同時に開花し、そしてほぼ同時に散り始めます。
寒緋桜が満開
長徳寺の塀際には、ひときわ濃い色の花を咲かせるカンヒザクラも植えられていますよ。
カンヒザクラは、ちょうど見ごろを迎え、庫裡(くり)を背景に紅色の花がたくさん咲いていました。
カンヒザクラは、その濃い紅色だけでなく、枝に下向きに花が咲くのが特徴的です。
先ほど見たオカメ桜は、このカンヒザクラとマメザクラを交配して作出した品種です。
そのため、オカメ桜とカンヒザクラは似ていますが、花数がオカメ桜の方が多いので見分けは付くと思います。
地面を見ると、オカメ桜の花びらが無数に散り、ピンク色の絵の具をこぼしたようになっていましたよ。
隣の常林寺では、コブシも真っ白な花をたくさん咲かせていました。
長徳寺のオカメ桜は、終わりが近づいていました。
でも、カンヒザクラは見ごろを迎えており、3月20日頃までは美しい姿を保っていそうです。