4月上旬に京都御苑の桜を見た後、北に10分ほど歩き、上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)に参拝しました。
この日は、上御霊神社を訪れる予定はなかったのですが、近くを通りかかったので立ち寄ることにしました。
上御霊神社の桜は、ソメイヨシノの他に八重紅枝垂れ桜もあるので、そろそろ見ごろを迎えている頃です。
終わりが近づくソメイヨシノ
上御霊神社は、地下鉄鞍馬口駅から東に3分ほど歩いた辺りに建っています。
鳥居の先に建つ楼門。
楼門をくぐって境内に入ると、ソメイヨシノが終わりに近づいていました。
例年なら、見ごろの時期なのですが、今年は桜の開花が早かったため、すでに見ごろを終えていました。
それでも、まだ見ごろを保っているソメイヨシノもありましたよ。
境内の南側のソメイヨシノも、まだ見ごろを保っていました。
それでは本殿にお参りをしましょう。
上御霊神社は、正式には御霊神社といい、中京区の下御霊神社と区別するために上御霊神社と呼ばれています。
祭神は、早良親王(さわらしんのう)など13柱で、いずれも非業の死を遂げた人たちです。
平安遷都の際に桓武天皇が早良親王の怨霊を鎮めるために創建したと伝えられており、後に御霊信仰が高まるにつれて広く信仰されるようになっていきました。
新型コロナウイルス騒ぎが早く鎮まるようにお願いしておきましょう。
見ごろの八重紅枝垂れ桜
本殿の北側には、1本の八重紅枝垂れ桜が植えられています。
私が上御霊神社に参拝した日は、ちょうど見ごろを迎えており、紅色の八重の花をたくさん咲かせていました。
本殿と一緒に見る八重紅枝垂れ桜が美しいです。
枝先まで、しっかりと花が付いていますね。
上御霊神社には、日頃から訪れる人が少なく、私が参拝した日も、境内には数人いるだけでした。
静かに桜を見たい方には、おすすめの神社ですね。
早いもので、イチハツも咲いていました。
イチハツは、アヤメ科の植物の中で最も早く咲きます。
京都各所では、5月にカキツバタ、6月にハナショウブと次々に咲いていきますよ。
イチハツの隣では、チューリップも咲いていました。
春爛漫の上御霊神社の境内でしたが、人が少なかったのが少し寂しかったです。
この後は、妙覚寺に桜を見に行きます。
なお、上御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。