1月上旬。
京都市左京区の大豊神社に参拝しました。
大豊神社の末社の大国社には、狛ねずみがいることから、子年の正月は初詣客で境内が賑わいます。
12年に1回しかやって来ない子年ですから、新年の早い時期にネズミと関係のある神社にお参りをしておきたいなと思い、大豊神社を訪れた次第です。
大国社に並ぶ初詣客
大豊神社は、市バス停「宮ノ前町」で下車して東に徒歩約3分の場所に建っています。
哲学の道沿いにある大豊神社の参道の入り口に置かれた灯籠には、子年の絵馬が設置されていました。
この絵馬に気づいて大豊神社にお参りしようと思った方もいるのではないでしょうか。
参道に入ります。
大豊神社は、椿ヶ峰のふもとに鎮座していることもあり、参道脇には多くの種類の椿が植えられています。
まだ花を咲かせていない椿が目立ちましたが、菊月はピンク色の花をいち早く咲かせ、参道に彩りを添えていました。
子年とは言え、さすがに三箇日を過ぎているので参道は人がまばらです。
それでも、普段はほとんど無人に近い参道に参拝者の姿が見られるのは珍しいことですね。
鳥居をくぐって境内に入ります。
拝殿の奥には、本殿へと続く石段があるのですが、その前にテントが設置され、温かい食べ物が振る舞われていました。
私が大豊神社を訪れた日は、南側の石段から大国社にお参りをし、その次に本殿にお参りをして北側の石段から降りるようになっていました。
元日には、参道まで大国社にお参りをする初詣客の列ができたそうです。
順路を定めているのは、多くの初詣客で境内がごちゃつかないようにしているのでしょう。
参道には人が少なかったものの、大国社の前にはお参りをする列ができていました。
やはり、子年なので1月中にお参りをしようと思う人が多いようですね。
さすがに2月になれば、人は少なくなっていることでしょう。
大国社は末社なので、社殿は小さめです。
その名のとおり、大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀っています。
大国社の前の口を開けた阿形(あぎょう)の狛ねずみは巻物を抱えています。
この狛ねずみを拝もうと、多くの人がお参りに来ているんですね。
足元に椿の花が落ちていたので、ねずみの頭に乗せておきました。
それでは、大国社にお参りをしましょう。
そして、大国社の隣に祀られているお稲荷さんにもお参りをし、本殿に向かいます。
本殿には、少彦名命(すくなひこなのみこと)、応神天皇、菅原道真が祀られています。
治病健康、長寿、学問、縁結びにご利益があるとされていますから、今年1年間健康で過ごせるように、そして、頭が良くなるように、さらに良いご縁をいただけるようにお願いをしておきましょう。
本殿の近くには、良縁招福の石が置かれています。
石の上には、多くのお賽銭が乗っていました。
石段を下りて拝殿の前にやって来ました。
拝殿には、平成元年(1989年)に奉納された切り絵が展示されていました。
ネズミや椿などが描かれており、大豊神社らしい切り絵ですね。
大国社と本殿にお参りを済ませたので、そろそろ境内から出ましょう。
新年の早い時期に狛ねずみがいる神社にお参りをできたので、縁起が良い1年になることでしょう。
なお、大豊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。