12月初旬に京都市東山区の光明院の紅葉を見た後、南に15分ほど歩いて伏見区の伏見稲荷大社に参拝しました。
伏見稲荷大社は、近年は、海外からの旅行者がたくさん訪れており、いつ参拝しても大賑わいです。
しかも、様々な国からお越しになっているので、境内では、いろんな言語が耳に入ってきます。
さて、12月初旬の伏見稲荷大社では、まだ紅葉を見ることができます。
12月に入ると、京都は旅行者や観光客の方が一気に減るので、伏見稲荷大社も比較的空いていそうです。
見ごろの紅葉
伏見稲荷大社の最寄り駅は、JRの稲荷駅です。
駅を出ると、目の前に朱色の鳥居があるので、迷うことはないでしょう。
参道脇の紅葉は、見ごろを保っていました。
ただ、散り始めていたため、見ごろの最盛期は過ぎています。
参道を進み、楼門をくぐると外拝殿があり、その奥の石段の上に本殿が建っています。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
伏見稲荷大社は、商売繁盛のご利益で有名ですから、仕事がうまくいくようにお願いしておきたいですね。
本殿にお参りをした後は、奥宮へ向かう石段へ。
その前の鳥居の近くにいるキツネの後ろの紅葉が見ごろ。
このキツネは、玉をくわえています。
伏見稲荷大社のキツネは、4種類の物をくわえていますよ。
中には、何もくわえていないキツネもいます。
キツネを見て歩くのも、伏見稲荷大社参拝の楽しみのひとつですね。
奥宮の近くに建つ白狐社の近くのカエデも、枝先の葉が赤く色づき見ごろです。
まだ、青葉も残っていたので、これからさらに赤くなるかもしれません。
でも、紅葉せずに散る可能性もあります。
千本鳥居をくぐりましょう。
ここも人が非常に多いのですが、偶然、無人の時間帯がありました。
10年くらい前は、いつも、千本鳥居は人が少なかったのですが、今は、このような無人の千本鳥居の写真を撮影するのが難しくなっています。
啼鳥菴付近の紅葉
千本鳥居を途中で抜け、北に歩きます。
そして、再び千本鳥居に合流。
このようなショートカットを知っていると、お山めぐりの時間を短縮できますよ。
末社が多く建ち並ぶ一帯にやって来ました。
イチョウは、多くの葉を散らし、斜面にはイチョウの葉がたくさん落ちていました。
最後までお山めぐりをすると2時間ほどかかるので、途中で出口に向かいます。
その途中、神田の前にやって来ました。
この神田で実った稲は、伏見稲荷大社の神事で使われます。
伏見稲荷大社は、古くから五穀豊穣の神さまとして崇敬されています。
神田の近くのカエデは、あまり色付きが良くありません。
もう少し時間が経てば、もっときれいな赤色になりそうな気もしますが、このまま散っていくような気もします。
お山めぐりの出口付近にやってきました。
この辺りには、啼鳥菴(ていちょうあん)という休憩所があります。
啼鳥菴の北側には八島ヶ池があり、ここに植えられているカエデは、真っ赤に色づいているものが多く、紅葉が見ごろとなっていました。
八島ヶ池のカエデは、やや背が低めです。
もっと高く育てば、さらに美しい紅葉が見られそうです。
八島ヶ池では、桜も咲いていましたよ。
啼鳥菴付近に架かる朱色の橋の近くには、多くのカエデが植えられています。
橋の近くのカエデは、紅葉が見ごろを迎えていました。
まだ青葉もありましたが、12月に入っているので、これ以上は鮮やかに紅葉しないかもしれません。
伏見稲荷大社の紅葉は、見ごろ時期が他の京都市内の紅葉の名所よりも遅めです。
12月7日頃までは、紅葉を楽しめそうですよ。
この後は、宝塔寺に紅葉を見に行きます。
なお、伏見稲荷大社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。