9月中旬に京都市左京区の岡崎神社に参拝しました。
岡崎神社は、狛兎がいることで知られている神社です。
普段は、あまり訪れない神社なのですが、岡崎界隈を散策していたついでに立ち寄ることにしました。
境内のウサギたち
岡崎神社は、市バス停「岡崎神社前」からすぐの場所に建っています。
石造りの鳥居の前に到着。
鳥居をくぐり参道を歩きます。
参道の中央には木々が植えられている場所があり、その奥に本殿が建っています。
その本殿の手前にはかわいらしい狛兎がいますよ。
狛兎が登場したころは、もっと体が白かったのですが、今は灰色になってきています。
それでは本殿にお参りをしましょう。
岡崎神社は、桓武天皇が王城鎮護のため平安京の四方に建てた社のひとつで、かつては東天王と称していました。
その後、社殿が炎上し、貞観11年(869年)に播磨国広峰から、祭神として速素盞鳴尊(すさのおのみこと)、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、三女五男八柱御子神(やはしらのみこがみ)を迎えて祀り再建されました。
本殿の前には、うさぎおみくじがたくさん並べられています。
参拝者の方たちが置いて行ったのでしょうか。
境内の東に進むと芝生が敷かれています。
近くにはベンチがあるので、座りながらのんびりと芝生を眺めるのも、心を落ち着けるのに良いですね。
境内の東には雨社が建っています。
元は大文字山の石祠に鎮座していました。
祀られている龍神は、天雨の恵みにより五穀豊穣を祈る雨乞いの神さまとのこと。
安目社とも呼ばれており、目の病気平癒のご利益もあるそうですよ。
手水舎にいる黒色のウサギは、厄除子授兎です。
水をかけてお腹をさすって祈願すると、子宝に恵まれ安産になると伝えられています。
ウサギは多産であり、本殿の祭神である速素盞鳴尊と奇稲田姫命も、三女五男八柱神ものたくさんの御子神をもうけたことから、子授けや安産の信仰があるんですね。
境内の西側にたくさん結ばれたおみくじ。
奥に見える朱色の鳥居は、宮繁稲荷神社のものです。
もともと仙洞御所に祀られていましたが、御所炎上により、宝永7年(1710年)に当地に遷されました。
商売繁盛のご利益を授けてくれますよ。
宮繁稲荷神社の奥には絵馬堂もあります。
いつもは、この絵馬堂を見ることはありません。
木々が多く植えられている所に建っているので見過ごしやすいですね。
さらに奥にも、小さな社がありますが、お参りする人は少なそうです。
初秋の岡崎神社は、人が少な目でした。
春や秋の観光シーズンでも、混雑することはあまりないので、気軽にお参りできますよ。
なお、岡崎神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。