9月上旬に京都市下京区の東本願寺に参拝した後、そこから西に10分ほど歩いて西本願寺に向かいました。
西本願寺は世界遺産に登録されている浄土真宗のお寺です。
境内はとても広々としており、御影堂(ごうえいどう)や阿弥陀堂といったお堂も、他のお寺では見ることができないほどの大きさをしています。
台風通過後の境内
西本願寺は、京都駅から西に徒歩約10分の場所に建っています。
御影堂門の前に到着。
御影堂をくぐると、広大な境内の奥に2つの大きな建物が南北に並んで建っています。
南側に建つのは、御影堂です。
御影堂には、親鸞聖人の御真影が祀られています。
幅62メートル、高29メートルの規模の御影堂ですから、境内が広くないと建てることはできませんね。
それでは御影堂にお参りをしましょう。
中に入ってお参りをできますが、今回は外からのお参りにしておきました。
境内の中央に植えられているイチョウは、逆さイチョウと呼ばれています。
イチョウは、まっすぐに高く伸びるものですが、西本願寺の逆さイチョウは横に幅広く枝が伸びています。
一説では、逆さにイチョウを植えたら、このような樹形になったのだとか。
もうひとつの大きなお堂は阿弥陀堂です。
阿弥陀堂には、本尊の阿弥陀如来が祀られています。
幅45メートル、高さ25メートルと御影堂よりか小さめですが、それでも巨大な建物であります。
境内は人が少な目です。
台風21号が過ぎて間もない時期に訪れたので、参拝者が少なかったのだと思います。
御影堂の天水受けの四隅には天邪鬼(あまのじゃく)がいます。
大きな四角い石を4人の天邪鬼が背中で支えているんですよ。
寛永13年(1636年)に御影堂が再建されて以降、今日まで、ずっと天水受けを支え続けています。
天邪鬼は、強靭な肉体の持ち主ですね。
この後、境内の南側にある唐門を見に行こうと思ったら、通路が立ち入り禁止になっていました。
西本願寺は、台風21号で被害を受けたとニュースで報じられていましたから、おそらく唐門付近に被害があったのでしょう。
境内から外に出て堀川通沿いにある濠を眺めます。
整然と並んだツツジの刈込は、台風の被害を受けてなさそうです。
堀川通に面する阿弥陀堂門。
檜皮葺の屋根を見上げると、一部はがれてしまっているところがありました。
全体的には、小さな破損なのですが、簡単に修理できるのでしょうか。
木の枝も瓦屋根に倒れていました。
西本願寺は、台風21号の被害を受けていましたが、御影堂や阿弥陀堂への参拝はできます。
なお、西本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。