初秋の西本願寺に参拝・2018年

9月上旬に京都市下京区の東本願寺に参拝した後、そこから西に10分ほど歩いて西本願寺に向かいました。

西本願寺は世界遺産に登録されている浄土真宗のお寺です。

境内はとても広々としており、御影堂(ごうえいどう)や阿弥陀堂といったお堂も、他のお寺では見ることができないほどの大きさをしています。

台風通過後の境内

西本願寺は、京都駅から西に徒歩約10分の場所に建っています。

御影堂門の前に到着。

御影堂門

御影堂門

御影堂をくぐると、広大な境内の奥に2つの大きな建物が南北に並んで建っています。

南側に建つのは、御影堂です。

御影堂

御影堂

御影堂には、親鸞聖人の御真影が祀られています。

幅62メートル、高29メートルの規模の御影堂ですから、境内が広くないと建てることはできませんね。

それでは御影堂にお参りをしましょう。

中に入ってお参りをできますが、今回は外からのお参りにしておきました。

境内の中央に植えられているイチョウは、逆さイチョウと呼ばれています。

逆さイチョウ

逆さイチョウ

イチョウは、まっすぐに高く伸びるものですが、西本願寺の逆さイチョウは横に幅広く枝が伸びています。

一説では、逆さにイチョウを植えたら、このような樹形になったのだとか。

もうひとつの大きなお堂は阿弥陀堂です。

阿弥陀堂

阿弥陀堂

阿弥陀堂には、本尊の阿弥陀如来が祀られています。

幅45メートル、高さ25メートルと御影堂よりか小さめですが、それでも巨大な建物であります。

境内は人が少な目です。

境内

境内

台風21号が過ぎて間もない時期に訪れたので、参拝者が少なかったのだと思います。

御影堂の天水受けの四隅には天邪鬼(あまのじゃく)がいます。

天邪鬼

天邪鬼

大きな四角い石を4人の天邪鬼が背中で支えているんですよ。

寛永13年(1636年)に御影堂が再建されて以降、今日まで、ずっと天水受けを支え続けています。

天邪鬼は、強靭な肉体の持ち主ですね。

この後、境内の南側にある唐門を見に行こうと思ったら、通路が立ち入り禁止になっていました。

西本願寺は、台風21号で被害を受けたとニュースで報じられていましたから、おそらく唐門付近に被害があったのでしょう。

境内から外に出て堀川通沿いにある濠を眺めます。

濠

整然と並んだツツジの刈込は、台風の被害を受けてなさそうです。

堀川通に面する阿弥陀堂門。

阿弥陀堂門

阿弥陀堂門

檜皮葺の屋根を見上げると、一部はがれてしまっているところがありました。

破損した檜皮葺の屋根

破損した檜皮葺の屋根

全体的には、小さな破損なのですが、簡単に修理できるのでしょうか。

木の枝も瓦屋根に倒れていました。

折れた枝

折れた枝

西本願寺は、台風21号の被害を受けていましたが、御影堂や阿弥陀堂への参拝はできます。

なお、西本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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