5月上旬に京都市東山区の粟田神社に参拝した後、そこから南に歩いて知恩院に向かいました。
知恩院は、東山に広大な境内を持つ寺院で、東山観光の定番となっています。
紅葉がきれいなお寺でもあるので、今の時期は美しいカエデの新緑を見ることができます。
今回の参拝は、その新緑を見ることが目的であります。
黒門付近の新緑
知恩院の最寄り駅は、地下鉄東山駅です。
駅を出て、神宮道を南に10分も歩けば、知恩院の白壁が見えてきます。
塀際に植えられたカエデや桜の新緑が鮮やかですね。
この日は、曇り空で小雨もたまに降る天気でしたが、青モミジの鮮やかな黄緑色が周囲を明るくしてくれてましたよ。
黒門の前に到着。
今回は、この黒門をくぐり、北側から境内に入ることにしましょう。
黒門をくぐった先の新緑。
コケも水分を含んで、きれいな緑色をしていましたよ。
石段を上り、北門をくぐって新玄関近くにやって来ました。
この辺りには、カエデや松の木が整然と植えられています。
新玄関の少し南に武家門があり、それをくぐると法然上人御堂となっている集会堂の玄関があります。
現在、知恩院では御影堂(みえいどう)が工事中のため、この集会堂でお参りをします。
納骨堂から勢至堂へ
お参りを済ませたので集会堂から外に出ます。
そして、御影堂の前を東に歩き、納骨堂の近くにやって来ました。
納骨堂の前にある池のほとりに植えられているカエデも、青葉に透明感があってきれいですね。
納骨堂の北側に建つ経蔵も工事中で、仮設のスロープを通って北に進みます。
智慧の道と呼ばれる石段の下にやって来ました。
智慧の道の塀際にも多くのカエデが植えられています。
知恩院の中でも、ここのカエデの新緑が特に透明感があって美しいですね。
石段を上り御廟の近くにやって来ました。
ここにもカエデが植えられています。
黄緑色の葉に混ざって、赤色の葉が見えます。
早くも紅葉し始めているようです。
御廟の近くには勢至堂が建っています。
その前の枝垂れ桜は、全身が緑色ですね。
知恩院は浄土宗のお寺で、その開祖法然上人が終焉を迎えるまで念仏の教えを広めた大谷の禅房の故地に建つのが勢至堂です。
現在の勢至堂は、享禄3年(1530年)に再建されたものです。
勢至堂から来た道を引き返します。
そして、境内の南側に建つ大鐘楼の前にやって来ました。
いつ見ても、巨大な梵鐘です。
そして、この辺りはとても静かです。
まるで、梵鐘とカエデの新緑が周囲の雑音を吸いこんでくれているような感じを受けます。
帰りは三門の南にある女坂から外に出ました。
そして、最後に雄大な三門を見上げます。
いつ見ても、知恩院の三門には圧倒されますね。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。