9月中旬に京都市左京区の真如堂に参拝しました。
真如堂は、春は桜、秋は紅葉が楽しめるお寺として有名です。
また、それ以外にも四季折々の花を見れるので、最近は桜や紅葉の時期以外でも参拝者が増えてきてますね。
秋の気配が近づく境内
真如堂は、市バス停「錦林車庫前」から西に徒歩約10分の場所に建っています。
境内の西側の参道の入り口に到着。
参道の入り口付近の南側には、たくさんの酔芙蓉(スイフヨウ)が植えられており、白色の花がいっぱい咲いてました。
スイフヨウは、午前中は白色の花を咲かせ、夕暮れ時に赤色に変化するフヨウです。
夜に赤くなることから、まるでお酒に酔っているように見えるので、その名がついたと言われてます。
私が訪れた時は、まだ午前中だったので赤色の花はありませんでした。
前日に咲いて、しおれた赤色の花はありましたけどね。
赤門をくぐり参道を東に進みます。
参道の途中では、ムクゲがピンク色の花を咲かせていました。
緩やかな坂道を登り切った辺りに萩が植えられています。
赤色の花が咲き始め、真如堂の境内は少しずつ秋に向かっています。
花の木も上の方の葉が赤く色づき始めていました。
それでは本堂にお参りをしましょう。
真如堂の創建は正暦3年(992年)ですから、千年以上の歴史があります。
創建時は、現在地よりも少し東にありました。
ちなみに旧地には元真如堂が建っています。
花の木と一緒に眺める三重塔。
頭上の秋空が爽やかであります。
本堂の北側にある池の奥には赤崎辨天が祀られています。
池周囲のカエデも枝先の葉が赤く色づき始めていました。
9月に入って一気に涼しくなったので、それに合わせてカエデも紅葉し始めたのでしょうか。
本堂脇の萩は咲き始め。
見ごろになるのはもう少し先になりそうですが、それほど待たなくても良さそうです。
本堂の裏側にはカエデが多く植えられています。
この周辺のカエデは、まだまだ青葉が多く、夏の名残があります。
とは言え、本堂裏は木陰が多く、空気がひんやりとしていました。
ここにも秋が少しずつ近づいているようですね。
初秋の真如堂は参拝者が少な目でした。
桜と紅葉の時期には、海外からお越しの方の姿を見かけるのですが、この日は全く見かけませんでした。
おかげで静かにお参りできましたよ。
なお、真如堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。