7月上旬に京都市上京区の本満寺に参拝しました。
本満寺は、4月上旬に咲く枝垂れ桜が人気のお寺で、近年は春になると多くの方が枝垂れ桜を見ようと訪れるようになっています。
でも、それ以外の季節は、参拝者がほとんどいません。
特に梅雨から夏の暑い時期となると、京都に観光で訪れる方がとても少なくなるので、本満寺もほとんど無人の状態になります。
本堂前で咲くハス
本満寺は、京阪電車の出町柳駅から北西に徒歩約10分、地下鉄今出川駅からだと東に徒歩約10分の場所に建っています。
寺町通に面した参道の前にやってきました。
参道には妙見宮があるので、まずはこちらにお参りをしておきましょう。
妙見宮の近くの門をくぐると、枝垂れ桜が深緑色になっていました。
葉のボリューム感がすごいですね。
春に薄紅色の花をたくさん咲かせた姿も美しいですが、青々とした姿も見事であります。
枝垂れ桜から東に少し歩き本堂の前にやってきました。
それでは本堂にお参りをしましょう。
本満寺は、応永17年(1410年)にここより西の今出川新町に創建され、本願満足寺と呼ばれていました。
後に天文法華の乱(1536年)によって諸堂が焼失します。
現在の本満寺を再建したのは、近衛尚通(このえひさみち)で後奈良天皇の勅願寺となりました。
また、江戸時代には徳川吉宗の病気平癒祈願をしたことにより、徳川家の祈願所にもなります。
本堂の前には、2つの大きなハスが置かれており、右に赤色のハス、左に白色のハスが植えられていました。
赤色のハスは、遠くから見るときれいなのですが、近づくと花弁に黒い小さな虫がたくさんいて、ちょっと気持ち悪い感じでした。
なので、近づいて撮った写真はありません。
左側の白色のハスにも虫はいましたが、数はそれほど多くありませんでした。
八重咲きのハスのようですね。
花弁が開き切って、まるで皿のようであります。
1枚だけ花弁が裏返ってますね。
この白色のハスを見ていると、不思議とハッサクをむいた姿を思い出します。
京都は、まだ梅雨明けしていませんでしたが、頭上には爽やかな空が広がっていました。
空に浮かぶ真っ白な雲も爽やかですね。
本堂の脇では、萩も咲いてましたよ。
萩は9月の花という印象がありますが、7月に咲くものもあります。
萩の近くには、一風変わった灯籠が置かれていました。
7月の本満寺には、やはり参拝者はいませんでした。
なので、心静かにお参りできましたよ。
ハスは、8月上旬までは楽しめるのではないでしょうか。
なお、本満寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。