智積院の青葉まつり・2017年

6月15日。

京都市東山区の智積院(ちしゃくいん)で行われた青葉まつりを見てきました。

青葉まつりは、宝亀5年(774年)6月15日生まれの弘法大師と嘉保2年(1095年)6月17日生まれの興教大師の生誕を祝う行事です。

弘法大師は真言宗の宗祖で、興教大師は中興の祖。

両大師とも、真言宗の智積院にとっては大切なお坊さんなのです。

お堂巡り

智積院は、京阪電車の七条駅から東に5分ほど歩いた辺りに建っています。

京都駅からだと、市バスに乗車して三十三間堂で降りるのが便利ですね。

智積院の入り口にやってきました。

入り口

入り口

入り口では、青葉まつりの予定表とお堂巡りの台紙が配布されていたので、1部いただくことに。

お堂巡りの台紙

お堂巡りの台紙

以前にも、お堂巡りに参加していますが、せっかくなので今回も参加しましょう。

お堂巡りは、智積院境内に建つ5つのお堂にお参りをし、各お堂で台紙に朱印をいただいていきます。

そして、5つすべての朱印が集まると、お守りが授与されます。

まずは、参道の正面に建つ大きな金堂へ。

金堂

金堂

金堂の中には、大日如来が祀られています。

大日さまには、智慧を授けてくれる金剛界大日如来と無限の慈悲で包んでくださる胎蔵界大日如来があります。

しっかりとお参りをして大いなる智慧の光を授かりましょう。

台紙の中央の「大日如来」のところに大きな朱印を押していただきました。

金堂の前にある柴燈護摩道場では、柴燈護摩が始まっていました。

柴燈護摩道場

柴燈護摩道場

行事が進んでいくと、上の写真の中央にある緑色の小山に火が着けられます。

金堂の次は、その南に建つ明王殿にお参りです。

明王殿

明王殿

明王殿に祀られているのは不動明王です。

あらゆる災難や苦難を打ち砕いて、人々を守護し幸福に導いてくれるのが不動明王です。

明王殿では福引も行われていました。

景品を見ていると、40型のテレビもあり、かなり豪華でしたよ。

台紙の「不動明王」のところに朱印もいただいたので次のお堂へ向かいましょう。

境内の北側にやってきました。

こちらに建つのは弘法大師を祀る大師堂です。

大師堂

大師堂

大師堂の中には、小さな弘法大師がいらっしゃいます。

その小さな弘法大師に甘茶をかけて生誕をお祝いします。

お誕生日、おめでとうございます。

台紙の右側の「弘法大師」のところに朱印を押してもらいました。

大師堂から東の石段を上ると密厳堂(みつごんどう)が建っています。

蜜厳堂

蜜厳堂

密厳堂に祀られているのは、中興の祖の興教大師です。

こちらでも、中に入って小さな興教大師に甘茶をかけて生誕を祝います。

2日早いですが、お誕生日、おめでとうございます。

密厳堂では、お坊さんのありがたいお話も聞けましたよ。

台紙の左側の「興教大師」のところに朱印もいただいたので、最後のお堂に向かいます。

お堂めぐりの最後にやってきたのは講堂です。

講堂

講堂

普段は、拝観料が必要な講堂ですが、青葉まつりの日は無料です。

庭園も鑑賞できますよ。

講堂に祀られているのは、どんな人でも極楽往生に導いてくれる阿弥陀如来です。

私が、講堂に到着すると雅楽の演奏が行われていましたよ。

また、講堂ではお茶席も用意されていました。

お堂巡りを終えて疲れた方は、お茶席で休憩していくのも良いですね。

講堂で、「阿弥陀如来」の朱印を押してもらって、お堂巡り完了です。

そして、お守りを授かりました。

集印が完了した台紙とお守り

集印が完了した台紙とお守り

お守りは、智積院の身代わり不動として親しまれているお不動さまの身代わり札です。

青葉まつりの日限定のお守り袋が、明王殿で500円でいただけますよ。

ちなみに集印が完了した台紙は、そのままお札として持ち帰れます。

お堂巡りを終えた頃、柴燈護摩も終了。

柴燈護摩終了

柴燈護摩終了

5つのご本尊とご縁を結べ良いお参りができました。

なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊