知恩院境内と方丈庭園の桜・2017年

4月上旬に京都市東山区の知恩院に参拝しました。

最初に友禅苑の桜を見に行き、その後で境内と方丈庭園の桜を見て廻りました。

方丈庭園の枝垂れ桜が見ごろ

女坂を上って境内に入ります。

現在工事中の御影堂(みえいどう)。

修理中の御影堂

修理中の御影堂

完成は2019年の予定です。

御影堂の西側に建つ多宝塔近くのソメイヨシノが5分咲き程度まで咲き進んでいました。

多宝塔と桜

多宝塔と桜

御影堂の修理中は、法然上人御堂へお参りをします。

武家門をくぐり、玄関で靴を脱いで建物内へ。

私が参拝した時は、大学の入学式中だったので、法然上人御堂でのお参りはできませんでした。

新入生の間をかき分けながら大方丈へと続く廊下を歩いていきます。

すると、途中から自分の足元がキュッキュと鳴り始めました。

そうそう、知恩院の大方丈の廊下は鴬張りになっているんですよね。

方丈庭園の玄関付近では、知恩院の七不思議に数えられる「抜け雀」と「三方正面真向きの猫」の解説がありましたよ。

玄関から外に出ます。

すると枝垂れ桜が見ごろを迎えていました。

玄関近くの枝垂れ桜

玄関近くの枝垂れ桜

この日は、方丈庭園を拝観する人が少なく、ほぼ独り占め状態でした。

ちなみに方丈庭園の拝観料は400円で、友禅苑との共通券は500円です。

枝垂れ桜の向こうに見える大きな建物が大方丈です。

大方丈と枝垂れ桜

大方丈と枝垂れ桜

大方丈は、寛永18年(1641年)に建立されたもので、正面30メートル、奥行き25メートルもあります。

大方丈の正面には池があります。

また、大方丈と小方丈の間には、二十五菩薩の庭が配されています。

二十五菩薩の庭

二十五菩薩の庭

二十五菩薩の庭は、知恩院所有の阿弥陀如来二十五菩薩来迎図を基に作庭されたもので、臨終のときに念仏を称えれば阿弥陀如来と二十五菩薩が浄土へ迎えてくれる様子を表現しています。

小方丈を過ぎると権現堂(ごんげんどう)があります。

権現堂には、徳川家康、秀忠、家光の3代の将軍の霊が祀られています。

お参りしておきましょう。

境内の桜

権現堂に参拝した後は山亭へ。

山亭からは京都の街並みを望めます。

山亭の出口から外に出ると墓地があります。

知恩院の墓地には、豊臣秀頼に嫁いだ千姫のお墓もありますよ。

墓地を過ぎて勢至堂近くにやってきました。

ここには背の高い枝垂れ桜が植えられているのですが、まだ咲き始めの状態です。

勢至堂と枝垂れ桜

勢至堂と枝垂れ桜

見ごろを迎えるには、あと5日ほどかかるでしょうか。

枝垂れ桜のアップ

枝垂れ桜のアップ

勢至堂近くの鐘楼の前には実桜(みのるさくら)という桜があります。

実桜

実桜

合格桜とも呼ばれているようです。

受験生には縁起の良さそうな桜ですね。

勢至堂から石段を下りて納骨堂の近くにやってきました。

納骨堂と桜

納骨堂と桜

池のほとりと納骨堂の後ろのソメイヨシノは5分咲きです。

御影堂の前に戻ってきました。

正面に建つ泰平亭の近くのソメイヨシノは、ほぼ満開。

泰平亭と桜

泰平亭と桜

阿弥陀堂付近の桜は、まだこれからといった感じですね。

桜のアップ

桜のアップ

境内の北西にある門から外に出ます。

そして、石段を下りていくと黒門に到着。

黒門と桜

黒門と桜

黒門近くのソメイヨシノは、そろそろ見ごろを迎えそうですね。

広い知恩院境内を一巡し、たくさんの桜を見れました。

まだ本格的な見ごろには早かったですが、良いお参りができましたよ。

なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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