4月下旬に京都市山科区に建つ日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)に参拝してきました。
日向大神宮は京都市内の隠れた紅葉の名所で、初夏になるとカエデの美しい新緑を見ることができます。
近年、徐々に知られるようになっていますが、まだまだ穴場の観光名所と言えます。
石段下の初夏の草花
地下鉄蹴上駅から南に3分ほど歩くと、日向大神宮の参道の入り口に到着します。
入り口には、ちょっと変わった石造りの鳥居があり、その手前には、安養寺と日向大神宮と刻まれた2本の石柱が建っています。
石造りの鳥居をくぐり、緩やかな坂道を進んでいきます。
緩やかとは言え、途中で傾斜がきつくなるところもあるので、少し息が切れますね。
参道を歩くこと5分。
日向大神宮の境内へと続く石段の下にやってきました。
黄緑色の若葉をたくさんつけたカエデの木。
日差しを浴びた新緑は、眩しいですね。
石段下にあるお稲荷さんの近くでは、シャガの花も咲いていました。
シャガの近くにはヤマブキも。
そして、石段の脇にはツツジもきれいに咲いていましたよ。
初夏の草花がいっぱい。
境内の新緑
石段を上り、木造りの鳥居をくぐります。
その奥には、山の木々に囲まれるように境内があります。
まずは、外宮にお参りです。
日向大神宮は、伊勢神宮のように外宮と内宮が建っています。
どちらも京都市内では珍しい神明造の本殿を持っています。
昨秋に参拝した時には、外宮の本殿が修理中でした。
でも、今は修理を終え、ピカピカの姿をしています。
落ち着きのある茅葺の屋根をみていると、心が和みますね。
境内の奥に建つ内宮へ向かいます。
内宮の前にも、たくさんの若葉をつけたカエデの木があり、都会生活で疲れた目を癒してくれます。
それでは、内宮の本殿にもお参りをしておきましょう。
内宮の前から境内を眺めます。
新緑越しに見る外宮の本殿にも風情を感じます。
私の他にも参拝者はいましたが、3人だけでした。
日向大神宮が混雑することはほとんどないので、いつものんびりとお参りできます。
内宮から少し上がったところに天の岩戸もありますが、今回はそちらには行かないことに。
天の岩戸をくぐると厄除け開運のご利益を授かれるということですから、一度はくぐっておきたいですね。
内宮と外宮の両方にお参りを済ませ、境内の新緑も十分に楽しんだので、そろそろ日向大神宮から出ることに。
石段を下りて、もう一度、山の木々を眺めます。
地面から盛り上がっているようなカエデの新緑であります。
帰りは、蹴上浄水場のツツジも道路から見ておきました。
ゴールデンウィークには、浄水場が一般公開されますから、ツツジを見た後に日向大神宮に参拝するのも良いですね。
ちなみに蹴上浄水場の一般公開は無料です。
なお、日向大神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。