京都市上京区の北野天満宮で新種の桜が見つかりました。
4月8日に開花したこの新種の桜は、北野桜と命名されたことがテレビのニュースで報じられましたね。
北野桜は開花してから1週間程度で見ごろになるとのこと。
ということで、開花からほぼ1週間たった頃に北野天満宮に北野桜を見に行ってきました。
社務所近くで咲く北野桜
北野天満宮は、市バス停「北野天満宮前」で下車してすぐの場所に建っています。
JRだと円町駅から北に徒歩約15分。
京福電車の場合は北野白梅町駅から東に徒歩約5分ですね。
一の鳥居をくぐって参道を歩いていると、前に多くの学生さんたちがいました。
北野天満宮は、学問の神様の菅原道真を祀っている神社ですから、修学旅行で訪れる学生さんが多いのでしょうね。
北野桜は社務所の近くに植えられています。
社務所にやってくると、緑色の葉に混ざって白色の花を咲かせている桜の木がありました。
木の下の方に「北野桜」と書かれた立札があったので、どうやらこの桜が北野桜のようです。
樹齢は120年とのこと。
全体を見た感じは、ソメイヨシノほど華やかではありません。
花よりも葉の方が目立っている感じですね。
枝先に真白い花が咲いていました。
花は小さめ。
梅の花のような可憐さがあります。
木の上の方にある枝に比較的多くの花が咲いていました。
まだつぼみが残っていたので満開ではないようです。
北野桜の花は、咲き始めた時は白色なのですが、やがて赤色になる不思議な花です。
私が訪れた時は、ほとんどの花が真っ白でなかなか赤色の花を見つけることができませんでした。
でも、探せばあるもので、白い花に混ざってちらほらと赤い花が咲いているのを見つけましたよ。
ソメイヨシノは散る間際に花の中心が赤くなります。
北野桜も、赤い花は散る間際なのでしょうか。
白い花と比較すると、みずみずしさがないような感じだったので、そのような気がするのですが。
八重桜と枝垂れ桜
北野桜を見た後は、本殿にお参りです。
学生さんに混ざって、頭が良くなるようにしっかりとお願いしておきましたよ。
これまで北野天満宮には桜がないものと思い込んでいたので、4月に参拝したことはありませんでした。
でも、境内を散策していると、北野桜の他にも桜の木があることに気づきました。
本殿の西側には、白色の花を咲かせた八重桜がありました。
ほぼ満開でしたが、下の方の花が散り始めていたので盛りは過ぎているようです。
白い八重桜から少し南に歩くと枝垂れ桜がありました。
この時期に咲いている枝垂れ桜なので、八重紅枝垂れ桜だと思います。
門が閉まっていたので、近くに寄って見ることはできませんでした。
こちらの赤い八重桜は、北門近くに植えられています。
4月中旬に見ごろを迎えているこの八重桜は関山桜でしょうか。
北野天満宮の桜は、遅咲きのものが多い感じでした。
北野桜の花を見るなら、4月中旬に参拝した方が良いでしょうね。
なお、北野天満宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。