毎年、12月になると京都市右京区の嵐山で、嵐山花灯路が行われます。
2014年は10周年の記念すべき年。12月12日から21日まで開催されます。
今年は寒波が京都を襲い、夜は非常に寒いのですが、嵐山花灯路を見に行ってきました。
阪急嵐山駅に展示されている行灯
午後6時20分頃に阪急嵐山駅に到着。
駅前では、温かいアップルティーの無料接待があったので、まずは体を温めるために1杯いただきました。
体の芯からポカポカとしてきます。
これで嵐山の寒さを乗り切れそうです。
阪急嵐山駅の近くでは、たくさんの行灯(あんどん)が展示されていました。
行灯には、子供たちによる絵が描かれており、オレンジ色の明かりがかわいらしく照らし出していましたよ。
法輪寺のプロジェクションマッピング
阪急嵐山駅から最初に向かうのは、嵐山の中腹に建つ法輪寺です。
入口に到着すると、参道がLED電球を使用した露地行灯で照らされていました。
ちなみにこのLED電球は、京都に本社があるロームの製品です。
石段の両脇も露地行灯が照らし、まるで天に向かって上っていくかのようです。
石段を上りきった先には、プロジェクションマッピングで彩られた本堂。
幻想的な明かりに参拝者の方たちが魅了されていました。
境内に流れている音声ガイドによると、このプロジェクションマッピングはデジタル掛け軸というそうで、まったく同じ模様が映し出されることはないとのこと。
したがって、今、目の前に現れる光の模様を再び見ることはできないんですね。
手水屋が紫色にライトアップされています。
紫一色ではなく、細かい色の光が散りばめられていますね。
大きな口を空けた狛虎も美しい光に照らし出されていましたよ。
灯籠はこんな感じです。
遠くから見ると、まるでお札がたくさん貼られているようでしたよ。
プロジェクションマッピングで幻想的に照らされた本堂にお参りです。
知恵を授けてくれる虚空蔵菩薩が祀られているので、賢くなるようにしっかりとお願いしておきました。
法輪寺と言えば、渡月橋から見える多宝塔が象徴的なのですが、プロジェクションマッピングは薄暗い感じで照らされていたので、はっきりとはその姿を見ることができませんでした。
写真だと、多宝塔の形がよくわかりませんね。
それにしても法輪寺のプロジェクションマッピングは何度見ても美しいです。
参拝者も足を止めたまま動く気配がありません。
あまり長時間立ち続けていると、体が冷えてしまいそうです。
ちなみに法輪寺の境内でも、アップルティーの無料接待が行われていました。
体が冷えた方はアップルティーで温まってください。
法輪寺の後は渡月橋から野宮神社へ向かいます。