11月中旬に京都市伏見区の一言寺(いちごんじ)に参拝しました。
一言寺は、金剛王院というのが正式な名称ですが、本尊として祀られている千手観音が、一言だけ願い事を叶えてくれることから、このような名で親しまれています。
今回、一言寺を訪れたのは、境内の紅葉を見るため。
そろそろ良い具合に色付いているのではないでしょうか。
山門付近のカエデが見ごろ
一言寺は、地下鉄石田駅もしくは地下鉄醍醐駅から東に15分ほど歩くと到着します。
お寺の入口は、長い石段となっています。
この長い石段を上り、山門をくぐると、目の前に立派な本堂が現れます。
紅葉が目的ではありますが、お寺に来た以上は本堂にもお参りしておきましょう。
一言だけ願い事を聞いてくれますからね。
何にしようかと迷いましたが、この日は寒かったため、お寺に着いたときに急にトイレに行きたくなり、お寺の方にトイレをお借りしようとお願いしました。
この願い事を叶えてもらったので、今回の参拝での願い事はこれまでですね。
お参りを終えた後は、紅葉を見ることに。
石段を上っている時からずっと気になっていた山門付近の紅葉。
遠くから見ると普通の紅葉なのですが、実はちょっと変わっているんですよね。
さらに近くに寄って写真を撮影。
これでもまだ一般的な紅葉にしか見えませんよね。
では、カエデの下まで近寄りましょう。
ここまで近づけば、わかりますよね。
そうなんです。
赤色の葉とオレンジ色の葉が混ざり合っているのです。
木が塀の内側に植えられているので、どうなっているのかわかりませんが、おそらく、カエデの木が2本植えられているんでしょうね。
そして、赤色の方は色付きが早く、オレンジ色の方は色付きが遅いのでしょう。
同じようなところに植えられているのに紅葉の仕方が違うのが不思議ですね。
オレンジ色のカエデが塀際にあるので、赤いカエデが見にくくなっています。
だから、遠目で見ると、色付き始めたカエデが1本あるだけにしか見えないんですよね。
秋のもの悲しい景色
境内の池の近くにはススキがホウキを立てたように数本ありました。
日が西に傾き始めた時間帯に訪れたので、どことなくもの悲しい景色に見えます。
小さなお堂とたくさんの散った葉も、秋らしい風情があります。
こういう景色を見ていると、冬の気配が近づきつつあるのを感じますね。
イチョウもすっかり黄葉し、そろそろ葉が散り始めていましたよ。
なお、一言寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。