10月末に京都市上京区の菅原院天満宮神社に参拝しました。
ここは、その名のとおり、菅原道真を祀っている神社です。
京都御苑の西隣に建っていることもあり、御苑内を散策した後にお参りされる方もちらほらといますね。
初湯の井戸
入口に到着。
菅原道真が描かれた看板が鳥居のそばにありますね。
以前はなかったのですが。
楼門には今年の干支の巳年の絵馬がかかっています。
遠くから見ると、口から火を吹いているような感じでちょっと怖い絵です。
菅原院天満宮神社は、狭い神社です。
その狭い境内にテントが設置されていたので、さらに狭くなっていて、本殿まで行くのが窮屈でしたよ。
本殿の前には、たくさんの絵馬がかかっています。
菅原道真と言えば学問の神さまですからね。
合格祈願の絵馬ばかりでしたよ。
境内の西には、梅丸大神を祀った社があります。
この梅丸神社は、お参りした人が、できものが治ったということから、腫れ物や皮膚病などにご利益があると信じられるようになりました。
お参りを続けていたらガンの影が無くなったり、ガン手術に成功したという話もよく聞くのだそうです。
さて、菅原院天満宮神社と言えば、菅原道真が使った伝えられている初湯の井戸があります。
以前は、コンクリートを詰められていたのですが、最近、修復を行い、井戸から水が出るようになっています。
境内には、湧水をくめるように水道も設置されていますよ。
お参りした時は、ペットボトルを持っていたのですが、その中にはお茶が入っていたので、水をくむことはできませんでした。
この水を飲むと頭がよくなりそうなので、次回は、空のペットボトルを持ってお参りに来たいですね。
でも、菅原院天満宮にお参りするときは、いつも、気まぐれなんですよね。
天満宮と言えば、ウシが境内にいますよね。
もちろん菅原院天満宮にもウシがいます。とは言え、生きたウシではないですよ。
天満宮にウシがいるのは、菅原道真が丑年生まれであったことが理由とされていますが、菅原院天満宮の説明書によれば、他にも2つの理由があるそうです。
ひとつ目の理由は、道真が大宰府に左遷させられたとき、その道中、藤原時平の命を受けた原宿禰(はらのすくね)たちが、道真に斬りかかってきたところをウシが松原から飛び出してきて、原宿禰の腹を突き刺して命を救ったというものです。
もうひとつは、道真が遺言として自分の遺体を乗せた牛車が進むままに埋葬地を決めさせたことが理由というものです。
単に丑年という理由だけで天満宮にウシがいるというのは説得力に欠けますが、こういった伝説が残っていると、なるほどと、うなずいてしまいますよね。
境内は、すっかり秋といった感じでしたが、花の蜜を吸いにハチがやってきていましたよ。
なお、菅原院天満宮神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。