熊野神社にある八ッ橋発祥の碑

京都のお土産と聞いて最初に思い浮かぶのが、八ッ橋という方は多いのではないでしょうか。

あまりに定番すぎて、八ッ橋以外のお土産を探そうとしても、最終的に八ッ橋になってしまったということもあることでしょう。

八ッ橋が誕生したのは、今から約300年ほど前で、場所は京都市左京区の熊野神社の辺りだったと伝わっています。

平安遷都1200年を記念して置かれた八ッ橋発祥の碑

下の写真に写っているのは、熊野神社の鳥居です。

熊野神社

熊野神社

熊野神社は、平安神宮の北西に建っています。

境内には、平安遷都1200年を記念して置かれた八ッ橋発祥の碑があります。

八ッ橋発祥の碑

八ッ橋発祥の碑

上の写真に写っている銅像は、八ッ橋の発展に貢献した西尾為治です。

説明書によると、西尾為治は、明治12年(1879年)に誕生し、昭和37年(1962年)に84歳で亡くなるまで、元禄時代からの製法を基調に改良を改良を重ね、「京に八ッ橋あり」と言われるほど、その名声を拡げたそうです。

熊野神社の隣には、本家西尾八ッ橋の熊野店があります。

西尾八ッ橋は創業が1687年で、日本一古い八ッ橋店ということです。

最初は、米粉を使ったシンプルな白餅だったそうですが、後に橋のような形のせんべえを作り、これが現在の八ッ橋の原型となったそうです。

江戸時代に熊野神社に奉納された絵馬の中に八ッ橋屋為治郎の名が残っており、当時から八ッ橋屋と言えば、西尾八ッ橋が有名だったようですね。

西尾八ッ橋の歴史については、公式ホームページの本家西尾八ッ橋の歴史に詳しく書かれているので、ご覧になってください。

現在、熊野神社の近くには、多くの八ッ橋屋さんがあります。

その中でも、一番古いお店が西尾八ッ橋だったんですね。

今まであまり意識していなかったので、そんなことは全く知りませんでした。

八ッ橋は、せんべえ、焼く前の生八ッ橋、生八ッ橋にあんこを包んだものが定番ですが、最近では、チョコレートを包んだものなんかも売られていたりしますね。

私が食べたことがある八ッ橋の中で、変わったものと言えば、ソーダ味がありましたよ。

ソーダ味の八ッ橋は、伏見区のあるお店で買ったものです。今も売っているのかどうかはわかりません。

他には、コーヒー味の八ッ橋のせんべえも食べたことがありますよ。

そのうちコーラ味なんていうのも出てくるかもしれません。もしかしたら、すでに存在している可能性もありますね。

八ッ橋には、意外とたくさんの種類があるので、変わり種の八ッ橋はお土産に喜ばれるかもしれませんよ。

なお、熊野神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。