京都市東山区に建つ法住寺では、9月になるとフヨウが咲きます。
もう時期的に遅いかなと思ったのですが、10月上旬に法住寺に訪れたところ、まだフヨウの花が咲いていました。
やや終わりに近づいている感じでしたが、たくさんの花が咲いていましたよ。
山門付近のフヨウ
法住寺は、京阪電車の七条駅から東に10分ほど歩くと到着します。
入口の山門に到着すると、その近くの屋根瓦の上からフヨウのピンク色の花が、外に出ようとしているかのように咲いていました。
密集して咲いているフヨウの花は、なかなか見ごたえがあります。
ただ、あまりくっつきすぎていると、花の輪郭がわかりにくいんですけどね。
境内のフヨウ
入口付近のフヨウを観賞した後は、境内のへ。
山門から入って一番奥に不動堂が建っています。
不動堂には、身代不動尊が祀られています。
方除け厄除けなどの災厄の身代わりになってくれるというありがたい不動尊です。
それではお参り。
法住寺の不動堂を撮影するときは、いつも逆光になるなあと思っていたら、北向きに建っていたんですね。
多くの場合、お寺のお堂は、南向きに建っているので、なかなか珍しいです。
境内にもフヨウは植えられています。
場所は、不動堂の正面です。隣には、枝垂桜も植えられています。
境内のフヨウは、入口のフヨウよりも花が少なめでした。
そろそろ終わりが近づいているようですね。
下の方で、日差しを避けるように咲くフヨウの花。
日陰で咲いている花は、まだみずみずしさを残していました。
境内のフヨウを見たので、山門から外に出ることに。
来るときには、気づきませんでしたが、山門の近くに萩が植えられていました。
花はあまり残っていません。
萩の見ごろは、もうほとんど終わりですね。
帰りに法住寺の裏にある後白河天皇陵にも立ち寄りました。
この辺りは、平安時代末期に後白河法皇の法住寺殿があった場所です。
今は、法住寺は、あまり大きくないのですが、昔は、この付近一帯が法住寺殿でした。
隣に建つ三十三間堂も法住寺殿内にあったものです。
木曽義仲の法住寺殿焼き討ちなどもありましたが、現在でも、この付近には、往時の建物がいくつか残っています。
法住寺にお参りする際は、三十三間堂や新熊野神社(いまくまのじんじゃ)など、後白河法皇ゆかりの地も訪ねてみてはいかがでしょうか。
なお、法住寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。