京都市左京区に建つ平安神宮が、6月1日に神苑の無料公開を行っていたので、拝観してきました。
この時期の神苑は、西神苑のハナショウブと中神苑のスイレンが見ごろを迎えます。
南神苑
京阪電車の三条駅から歩くこと約15分。
平安神宮に到着です。
この日は、雲が多かったものの晴れていたので、観光にはちょど良い天気でした。
神苑の入口は、大極殿の西にあります。ここから入苑し、南神苑、西神苑、中神苑、東神苑と時計回りに進んでいきます。
まずは南神苑の写真です。
ここは、4月に紅八重枝垂れ桜が咲くことで知られています。
6月は、あまり目立つものがありません。
とは言え、南神苑内を散策していると、真っ赤な花を咲かせたセキチクを発見しました。
その隣には、フユアオイも。
どちらも、人に気付かれにくい場所でひっそりと咲いていました。
ちなみに南神苑には、日本最古の路面電車が展示されています。
西神苑のハナショウブは咲きはじめ
お次は、西神苑へ。
西神苑には、白虎池と呼ばれる池が中央にあり、池の真ん中にはスイレン、端にはハナショウブがあります。
スイレンは比較的多くの花が咲いていましたが、ハナショウブはまだ咲き始めといった感じで、ほとんどが草だけの状態。
それでも、ところどころに紫色や白色の花が咲いていたので、全てが草だけといった状態ではありませんでした。
あと1週間ほどすれば、ハナショウブは見ごろになっていそうです。
中神苑のスイレンは見ごろ
西神苑を観た後は、本殿の裏を通って中神苑へ向かいます。
中神苑も西神苑と同じように蒼龍池という池が中央にあります。
6月の中神苑の見どころはスイレンです。
中神苑に着いた頃から空が曇り始めましたが、スイレンは晴れていると花弁に光が反射して見にくいので、かえって好都合です。
黄色いスイレンが等間隔で咲いていました。
中神苑には、三条大橋と五条大橋の橋脚を使用した臥龍橋という飛石式の橋があります。
その臥龍橋は、池の中央を横切るように設置されているので、間近でスイレンを観賞することができます。
白いスイレンは、花弁が透き通るような美しさ。
赤いスイレンは、中心の色が濃く、外に行くほど薄くなっていますね。
こちらは甲羅干しをしている亀。スッポンのようにも見えます。
東神苑
神苑の最後は東神苑です。
ここの見どころは、泰平閣と呼ばれる橋殿です。
泰平閣は通ることができ、建物内で休憩することもできます。
池には鯉や亀が泳いでおり、50円で鯉のエサも買えます。
試しに池にエサを落としてみたのですが、小さな魚ばかりが寄ってくるだけで、鯉の姿は見当たりませんでした。
泰平閣を渡りきると、池のほとりにサツキの花が咲いていました。
このサツキは、ほぼ見ごろですね。
池で泳いでいた鴨夫妻が上陸。
仲良く芝生に向かって歩いて行きました。
平安神宮の神苑は、大きな池が3つもあるので、涼しい気分になります。
暑くなるこれからの季節には、おすすめの観光スポットですよ。