高雄、栂尾(とがのお)とともに三尾(さんび)のひとつに数えられる槇尾(まきのお)には、西明寺という紅葉の名所があります。
秋には、高雄の神護寺、栂尾の高山寺と一緒に訪れておきたいところですね。
色付く境内のカエデ
西明寺は、神護寺と高山寺の中間に位置しています。
ちなみに京都駅から三尾に訪れる場合は、バスチケットセンターで往復乗車券を購入するのがお得です。詳しくは以下のページをご覧になってください。
神護寺の拝観後に高山寺に向かう場合、西明寺の裏参道を通ると近道です。
裏参道の紅葉は、まずまずの色付き。
西明寺は、紅葉の時期になると拝観料500円が必要になります。
境内がそれほど広くないので、この拝観料は割高なのですが、カエデがきれいに紅葉するための維持費と考えれば致し方ないですね。
狭い境内は、色付き始めたカエデの葉で埋め尽くされていました。
きれいなモミジの前には、カメラを構えた参拝者の方たち。
私も早く紅葉を観賞したいところですが、まずは本堂にお参り。
本堂内にも入ることができました。
そして、縁側から苔の庭を鑑賞。
西に傾き始めた太陽の光で、黄色からオレンジ色に変わりつつあるカエデの葉が黄金色に見えました。
地面の苔と奥の山の緑も美しい。
下の写真は、本堂の廊下から境内を眺めたものです。
カエデが真っ赤に染まると、さぞ美しいんでしょうね。
本堂の前に植えられているナンテンの葉も太陽の光が透き通って輝いているように見えました。
赤、橙、黄、緑と色とりどり。
本堂の隣に建つ客殿の前のカエデは、上の方が紅葉している状態でした。
客殿内には、お茶席も用意されています。
拝観者が多い昼間は、あまり落ち着けなさそうですが、人の少ない午前中ならのんびりとくつろげるのではないでしょうか。
表門から清滝川へ
境内の紅葉を楽しんだ後は、表門から清滝川へ。
本来なら表門から入るのが普通なのでしょうが。
表門の右のカエデは、真っ赤に色付き見ごろを迎えていました。
下の写真に写っているのは、表門の手前にある庭の紅葉です。
ここは、あと数日で見ごろになりそうです。
拝観受付付近も見ごろ間近。
もう十分に楽しめます。
朱色の橋の上から見た清滝川。
この川の水はいつみても清らかですね。
なお、西明寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
また、高雄の神護寺と栂尾の高山寺の紅葉の写真は以下の記事に掲載しています。