京都市右京区の高雄の散策情報。神護寺、西明寺、高山寺の行き方や見どころを紹介しています。

高雄を巡る

高雄は、京都市内の北西に位置する地域で、槙尾(まきのお)、栂尾(とがのお)と合わせて三尾(さんび)と称されます。ちなみに、昔、高雄は高尾と表記していました。

三尾は、京都でも屈指の紅葉の名所として知られていますが、春の桜やツツジ、初夏の新緑や夏の川床など四季を通じて風情を楽しむことができます。

京都駅からの行き方

京都駅から高雄に行くには、JRバス「高雄京北線」または市バス8系統に乗車します。高雄は「高雄」、槙尾は「槙ノ尾」、栂尾は「栂ノ尾」が最寄りのバス停となります。

日中は、1時間に2〜3本ほど運行しています。

京都駅から高雄まで約50分ほどかかりますが、バスから様々な観光名所が見えるので、意外と早く感じると思います。

以前は、運賃が片道530円でしたが、2021年3月20日より、市バスもJRバスも、なんと230円で乗車できるようになりました。

京都バスチケットセンター

京都駅烏丸口側にある京都バスチケットセンター。ここで高雄フリー乗車券を購入するのがお得。

いざ、高雄へ

京都駅のターミナルでJRバスまたは市バスに乗車したら、いざ高雄へ出発。

高雄に行くなら、槙尾と栂尾の観光も一緒にする方がいいでしょう。

ただ、高雄の神護寺は険しい山道を歩かなければならず結構疲れるので、休憩できるだけの時間を確保しておいた方がいいと思います。

京都駅を午前10時頃に出発し、神護寺の観光を済ませた後、近くのお店で昼食をとりながら休憩するといいのではないでしょうか。

高雄に到着

高雄に到着して最初に目指すのは神護寺です。

神護寺に向かう前に、高雄の自然の景色をぐるっと360度眺めてみるのもいいでしょう。都会にお住まいの方には、高雄の静かさと山々の自然の風景が心をなごませてくれることと思います。

バス停「高雄」から階段を下りると清滝川が流れています。この清滝川の清らかな流れも心を落ち着かせてくれます。

清滝川

心も洗ってくれる清滝川の流れ。
夏には川床も体験できます。

神護寺からの絶景

清滝川に架かる高雄橋を渡ると神護寺の入口に向かう石段があります。この石段を上るのは結構大変です。あまり、無理せずゆっくりと上りましょう。

石段を上りきると神護寺の入口の楼門があります。ここで拝観料600円を納めます。

楼門をくぐって目に飛び込んでくるのは広々とした白い境内。青空がすごく近くに感じます。

神護寺の境内

広々とした神護寺の境内。
秋には紅葉で赤く映える。

神護寺には様々な建造物がありますが、やはり、神護寺と言えば「錦雲渓」の絶景は見逃せません。他にも文覚上人墓から見える京都市街の風景もおすすめですが、ここに行くには険しい山道を上らなければならないので、体力に自信のない方は無理をして行かない方が無難です。

神護寺の観光には約1時間30分ほどかかりました。山城高雄のバス停から約20分かかりますので、2時間程度はかかると考えておいた方がいいでしょう。

神護寺の写真やその他の情報については以下を参考にしてください。

神護寺の写真と詳細

槙尾の西明寺

神護寺を見終わった後は、槙尾の西明寺に向かいましょう。拝観料は500円です。

いったん高雄のバス停に戻ってJRバスに乗車する方法もありますが、歩いて裏参道から西明寺に行くのが近道です。

神護寺から高雄橋を渡ると西明寺への標識があるので、その標識通りに行けば10分程度で到着します。

西明寺の境内は、あまり大きくないので30分程度で散策できるでしょう。

西明寺の写真と詳細

世界遺産の栂尾の高山寺

西明寺の後は、栂尾の高山寺です。高山寺は世界文化遺産に登録されている寺院なので見ずに帰ることはできません。

高山寺の表参道は、西明寺から約10分程度歩くと到着します。ちなみに栂ノ尾のバス停から高山寺へは、裏参道から入ることになります。

高山寺の表参道

高山寺の表参道。
さりげなくあるので見逃しそうになります 。

高山寺の印象は、森林の中に建物があるといった感じです。境内のどこに行っても木が立っています。

高山寺も神護寺と同様に紅葉の名所として有名です。秋には赤や黄色の葉が境内を彩ります。

高山寺の境内は自由に参詣できますが、石水院には1,000円の拝観料が必要です。なお、紅葉の時期は、境内に入るだけでも入山料が500円必要です。

石水院の中はあまり広くありません。ちょっと物足りない気もしますが、「鳥獣人物戯画」など日本史の教科書で見たことがある絵画を鑑賞できます。こういった宝物に興味のある方は拝観してもいいのではないでしょうか。

なお、高山寺の散策は1時間程度かかります。

高山寺の写真と詳細

高雄・槙尾・栂尾観光の注意点

高雄・槙尾・栂尾へは晴天の日に行きましょう。曇りの日は神護寺の絶景を楽しむことができません。また、雨の日は足もとが悪くなるので観光そのものができないでしょう。

お年寄りの方や体力に自信のない方は、一人で行かない方が無難です。お連れの方と一緒に観光するのがおすすめですね。

宿泊

京都駅から高雄までの移動時間および散策時間のことを考えると宿泊して2日間で、高雄、槙尾、栂尾を散策するのも良いと思います。

なお、高雄には以下の宿があります。

高雄観光ホテル
もみぢ家本館高雄山荘
もみぢ家別館川の庵


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