2011年の京都は、冬が寒かったせいか、早咲きの桜の開花時期が例年よりも遅くなっています。
しかし、その寒さのおかげで、京都御苑では、梅の花が長い期間咲いています。
そのため、3月下旬に梅、桃、桜を同時に楽しむことができました。
まだ見頃を保っている梅
梅が長い期間、花を咲かせているとは言っても、さすがに早咲きのものはきれいに散っています。
しかし、梅林の遅咲きの梅は、まだまだ見頃を保っていました。
下の写真に写っているのは、梅林の少し南に咲いていた白梅と紅梅です。
白梅は、今が見頃といった感じで、真っ白な花を付けていました。
一方の紅梅は、なんとまだ七分咲き程度で、枝にはたくさんつぼみが残っています。
この様子だと、満開になるのは4月に入ってからのようですね。
見頃を迎えつつある桃林
梅林の北にある桃林の桃は、そろそろ見頃となって来ています。
とは言え、まだまだつぼみが多い桃もたくさんあるのですが。
この日は、空が真っ青だったので、白い桃の花が、より純白に見えました。
赤い桃の花は、花弁がぎっしりと詰まっています。
一体、ひとつの花にどれだけの花弁が付いているのでしょうか。
ボリューム満点です。
宗像神社近くの枝垂れ桜と近衛邸跡の糸桜
梅と桃を観た後は、いよいよ桜です。
京都御苑で、比較的早く開花するのが、宗像神社(むなかたじんじゃ)近くの枝垂れ桜と近衛邸跡の糸桜です。
宗像神社近くの枝垂れ桜は五分咲き程度。
それでもたくさんの花を付けているので、見応えがあります。
ちなみに宗像神社の境内にも桜が数本植えられているのですが、まだ咲き始めでした。
京都御苑の北西にある近衛邸跡の糸桜は、まだ開花していないものが多かったのですが、何本かは、五分咲き程度になっていました。
近衛邸跡の糸桜は、とても大きく、しかもたくさん植えられているので、満開になった時は、一面薄ピンク色となります。
下の写真の糸桜は七分咲きくらいでしょうか。
池の近くに植えられている糸桜には、たくさんの人が群がって、花見をしていました。
これぞ春の風景ですね。
空の青色と芝生の緑色が、桜の色と調和しています。
正に春を謳歌している感じ。
近くで糸桜を見ると、まだまだ咲き始めたばかりということがわかります。
これからもっと花を付けてくれそうですね。
私が京都御苑に訪れたのは3月28日です。
この日の状況から想像すると、見頃は4月1日から3日くらいになりそうですね。
ちなみに2010年は3月26日に満開となっていました。
なお、京都御所の詳細については以下のページを参考にしてみてください。