右京区一覧

水力発電で光る渡月橋の歩道

京都市で人気のある観光地の嵐山には、桂川に渡月橋(とげつきょう)という橋が架かっています。 江戸時代以前に木材だけを使って架けられたような外観をしていますが、車道と歩道はアスファルトに覆われ、バスや自動車が通っても壊れない頑丈な橋になっています。 そんな古めかしい渡月橋ですが、夜になると歩道に設置されている花崗岩でできた行灯が水力発電により点灯するという仕掛けが施されています。

長安をモデルにした平安京なのに京都に行くことを上洛と言う

延暦13年(794年)に桓武天皇が都を京都に遷し、平安京が誕生しました。 桓武天皇が京都を都に選んだのは、四神相応の地だったからで、その都市計画は唐の長安を参考にしたことはよく知られています。 ところで、長安をモデルにした平安京なのに京都に行くことをなぜ上洛と言うのでしょうか。 長安のような都なら、「上長」とか「上安」とか言えば良いのに不思議ですよね。

五智山蓮華寺の石仏と因幡薬師の石仏は作者が同じ

京都市右京区の五智山蓮華寺には、五智如来などの大きな石仏が境内に祀られています。 世界遺産の仁和寺のすぐ近くにありますから、仁和寺に参拝した時には蓮華寺にもお参りをして石仏を見ておきたいですね。 蓮華寺の石仏を製作したのは、江戸時代の但称上人です。 但称上人は、その生涯において2万体もの石仏を製作したと伝えられており、下京区の因幡薬師(平等寺)にも但称上人作の石仏が置かれています。

安産、子授け、嬰児守護の仁孝天皇御胞衣塚・西院春日神社

阪急電車の西院(さいいん)駅、または、京福電車の西院(さい)駅から北に約5分歩いたところに西院春日神社が建っています。 西院春日神社は、平安時代に淳和天皇の離宮である淳和院があった地とされ、天皇家とゆかりがあります。 また、境内には、江戸時代後期の仁孝天皇の御胞衣塚(おえなつか)もあり、安産、子授け、嬰児守護のご利益があると伝えられています。

冬に参拝した西院の高山寺・2024年

2月2日に京都市右京区の西院春日神社に参拝した後、南東に約5分歩き、高山寺にも参拝しました。 高山寺と言えば、栂尾(とがのお)にある世界遺産の高山寺が有名ですが、そことは別のお寺です。 西大路四条の交差点の北東角に建つ高山寺が、今回お参りするお寺であります。

三柱鳥居がある京都の神社とお寺

神社に行くと必ず見かけるのが鳥居です。 また、お寺の中にある鎮守社でも鳥居を見ることがあります。 通常、鳥居は2本脚をしているのですが、京都には、三柱鳥居という脚が3本ある鳥居が立っている神社やお寺があります。 今回は、三柱鳥居が立つ神社とお寺を紹介します。

初夏から梅雨こそ京都の有名な観光名所を訪れたい

ゴールデンウィークが終わると、京都から旅行者や観光客が一気に減ります。 初夏から梅雨にかけての京都は、気候的に散策しやすいので、人が少ないこの時期こそ訪れたいですね。 春や秋の行楽シーズンには、大混雑する観光名所も、初夏や梅雨なら閑散としたものです。 だから、有名な京都の観光名所を訪れるなら、初夏から梅雨がおすすめです。 そこで、今回は、初夏から梅雨に訪れたい京都の有名な観光名所を紹介します。

仁和寺の現在の金堂とかつての仮金堂

京都市右京区に建つ仁和寺は、世界遺産に登録されている門跡寺院(もんぜきじいん)です。 門跡寺院とは、代々皇族関係者が住職をつとめてきた格式の高いお寺のことです。 仁和寺は、最高位の門跡寺院とされています。 境内には、内裏(だいり)から下賜された金堂が建ち、気品のある外観が特徴的です。