京阪電車の八幡市駅から南に15分ほど歩くと善法律寺というお寺が現れます。
ここは、あまり大きなお寺ではないのですが、八幡市では有名な紅葉の名所です。
なので、初夏になると美しい新緑を見ることができます。
ということで、5月下旬に善法律寺を訪れてきました。
新緑に覆われた境内
善法律寺の入口に到着。
お寺の背中には、男山があります。
秋には、多くはないものの、紅葉を見に来る方が何人か境内にいるのですが、この日は、誰もいませんでした。
善法律寺の創建は、鎌倉時代です。
室町時代には、善法律寺通清の息女の紀良子が3代将軍の足利義満に嫁ぎ、将軍家と深い関係を持つようになります。
良子が善法律寺に紅葉の木を寄進したことから、当寺は、紅葉寺とも呼ばれるようになり、現在も紅葉の名所として知られています。
山門の前には、カエデの新緑が太陽に照らされてキラキラと輝いていました。
山門をくぐると、短い参道を覆うように両脇にカエデが植えられています。
新緑の傘のおかげで、日差しが遮られ、参道はひんやりとした空気に包まれていました。
誰もいないので、この涼しい空気を独り占め。
参道には、1本だけ赤いカエデが植えられています。
新緑に混ざって赤いモミジを見るのも、なかなか趣があります。ここだけ秋のようですね。
善法律寺の境内は、大部分がカエデで覆われています。
どこを見ても新緑で青々としています。
本堂には、石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)に祀られていた僧形八幡坐像が安置されているということなのですが、今までお参りしたことがありません。
賽銭箱も見当たらないので、どこにお参りしたらよいのかわからないんですよね。
駐車場に行くと、4体のお地蔵さんが池のほとりにいらっしゃいました。
木の陰に座って、とても涼しそうです。
境内のカエデの新緑を眺めていると、葉先が紅く色付き始めているものがありました。
まだ夏前なのにこのカエデは、秋になりつつあるようです。
善法律寺に来ると、必ず撮影したくなるのが、駐車場からの男山の眺めです。
ここから見ると、あまり高くない男山が雄大に見えます。
電線などの近代的な建物が見えないので、まるで自然の中にいるような感じがしますよ。
善法律寺に訪れた時は、この景色も眺めてください。
なお、善法律寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。