2月3日に京都市東山区の二年坂と三年坂を歩いた後、夢見坂に建つ八坂庚申堂(やさかこうしんどう)に参拝しました。
八坂庚申堂は、金剛寺という小さなお寺で、近年は多くの旅行者や観光客の方が訪れるようになっています。
その理由は、本堂に吊るされたくくり猿にあります。
色とりどりのくくり猿は、SNSとの相性が良く、海外にも拡散されており、それを見ようと国籍問わず見に来るようになったんですね。
本堂わきのくくり猿が大きい
八坂庚申堂には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約15分歩くと到着します。
市バスだと、「清水道」から北東に徒歩約5分です。
朱色の山門の左前には、庚申尊と刻まれた石碑。

山門
石碑をよく見ると、上部に見ざる、聞かざる、言わざるの三猿の姿も。

三猿
山門をくぐって境内に入ると、たくさんの人。

境内
ただ、冬の京都は観光客が少ないので、八坂庚申堂も他の季節より込んでいない印象を受けます。
境内には、30人くらいいたでしょうか。
コンビニの敷地くらいの面積なので、この程度の賑わいがちょうど良い。
本堂のわきには、赤、黄、青、紫など様々な色の玉が数珠つなぎに何本も奉納されています。
これがくくり猿ですね。

くくり猿
猿の手足をひとくくりにして奉納すると欲を抑え願い事が叶うと信仰されていますよ。
以前は、本堂の中と別のお堂の周囲にくくり猿が吊るされていたのですが、この日はさらにくくり猿の数が増えて、本堂の両前にも何本ものくくり猿がこんもりと吊るされていました。
このくくり猿の写真がSNSで拡散され、さらに参拝者がくくり猿を奉納しに訪れるという循環ができあがっているのかもしれません。
当寺は、東京の浅草寺、大阪の四天王寺とともに日本三庚申の一つに数えられています。
他の二寺と比較すると知名度が低い印象を受けますが、くくり猿のおかげで、人気なら五分五分といったところでしょう。
それでは、本堂にお参り。
ちらほらと咲く梅
境内の西側では、白梅が咲き始めていました。

白梅とお地蔵さま
その近くには、10体ほどのお地蔵さまが鎮座。
前掛けもつけてもらい、愛らしい姿で参拝者を見守っています。
こういう光景を見ると、ほっこりする。
白梅の枝先を見ると、まだつぼみが花を圧倒しており、見ごろには遠い感じ。

白梅の枝先
上の方の枝には、比較的多くの花が咲いており、山門の瓦屋根を背に見ると早春のお寺らしさを感じます。

瓦屋根と白梅
でも、多くの花を咲かせている枝でも、タコの足に付いた吸盤程度の数なので、華やかさはイマイチ。
紅梅は、もっと花数が少なく、咲いている花を探すのが大変でした。

紅梅
開いた花も、まだ申し訳なさそうな咲きかた。
遠慮せず、一気に咲いてほしいものですが、寒さが厳しいためか、様子を見ながらちょっとずつ花びらを広げている感じ。
紅梅の近くでは、ナンテンが赤い実をつけていました。

ナンテン
実はやや少なめ。
これから梅が咲いてくると、ナンテンの実は存在感を失っていきますね。
そろそろ境内から出ることにしましょう。
振り返ると、くくり猿を吊るしたお堂の周りは人がいっぱい。

くくり猿と参拝者
くくり猿の人気は、当分続きそうです。
2月3日の八坂庚申堂では、梅が咲き始めていました。
つぼみが目立つ状況だったので、本格的な見ごろを迎えるのは2月13日頃になると思います。
この後は、六道珍皇寺に参拝します。
なお、八坂庚申堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。