7月31日。
京都市東山区の八坂神社に参拝しました。
この日で、1ヶ月に渡って行われてきた祇園祭が終わります。
祇園祭最後の日に行われるのは、疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)です。
摂社の疫神社に茅の輪が設置され、これをくぐると厄気を祓うことができると伝えられています。
真夏の境内
八坂神社には、京阪電車の祇園四条駅から四条通を東に約5分歩くと到着します。
八坂神社の西楼門前は、祇園祭が終わろうとしているためか人が少なめで、日常を取り戻しているように感じられました。
疫神社は、西楼門をくぐった正面に建っています。
その前には、テントが設置されています。
疫神社夏越祭は、午前10時に神事が行われ、その後に参拝者が茅の輪をくぐれます。
私が八坂神社に到着したのは、午前11時前で、神事が終わったばかりのようでした。
神事の間も、茅の輪をくぐろうと順番を待つ人が列を作っており、私が八坂神社に来た時には、疫神社から北東の鳥居近くまで長い列ができていました。
去年はこんなに人がいなかったのですが、
今年は、なんでこんなに人が多いのでしょうか。
あまりに人が多かったので、まず本殿にお参りをすることに。
境内に吊るされていた提灯は、すべて撤去されていました。
祇園祭が終わるのを感じます。
この日は、最高気温が37度の予報。
まさに真夏であります。
境内では、暑さ対策のためミストが出ていました。
ミストの前に来るとひんやりして涼しいですね。
それでは本殿にお参りをしましょう。
本殿の頭上は、真夏の空。
でも、それほど暑さを感じませんね。
湿度が低かったからでしょうか。
とは言え、日差しは強く、日向に長時間いることはできません。
本殿の裏に回ります。
ここには、真っ白な花を咲かすムクゲ「白祇園守(しろぎおんまもり)」が植えられています。
白祇園守は、7月の祇園祭の期間に咲き始めるとされています。
でも、7月中に咲くことの方が珍しいような気がします。
真っ白な花がたくさん咲くのは、毎年8月に入ってからですね。
茅の輪をくぐる
11時が過ぎたところで、北側の参道に戻ります。
先ほどよりも行列は短くなっていました。
これなら、30分も並べば茅の輪をくぐれそうです。
と思ったのですが、意外と前に進むのが遅いですね。
私が列に並んでいる間も、次々に行列の最後尾に向かう人が歩いてきます。
北側の参道は日影なので、それほど暑くないのですが、それでも汗をかきます。
日向になっているところにはテントがあるので、日向でずっと並ばされることがないのはありがたいです。
時刻は12時になり、ようやく茅の輪の前に到達しました。
茅の輪には、「蘇民将来之子孫也」と書かれたお札が貼られています。
蘇民将来の子孫だと言えば、疫神が悪さをしないと言い伝えられており、八坂神社では疫神社夏越祭の時に「蘇民将来子孫也」と書かれた護符も授与していますよ。
茅の輪の近くには、茅(カヤ/チガヤ)もあり、参拝者はこれをもらって、小さな茅の輪を作れます。
その茅の輪を腕にかけて歩いている人の姿も見られましたよ。
それでは、茅の輪をくぐり、そして疫神社にお参りをしましょう。
これで、災厄が降りかかってくることはないでしょう。
これにて、1ヶ月間行われた祇園祭が終わりました。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
宿泊
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