1月中旬に京都市左京区の満足稲荷神社に参拝した後、北東に約7分歩き、平安神宮を訪れました。
平安神宮は、その名称から平安時代からあるように思う方もいるかもしれませんが、創建されたのは明治時代で、京都市内の神社の中では比較的新しい部類に入ります。
とは言え、社殿を見ていると平安時代らしさを感じられます。
朝堂院の8分の5の規模の社殿
平安神宮には、地下鉄の東山駅から北東に約10分歩くと到着します。
大鳥居までなら徒歩7分ほどですが、そこから長い道を歩き応天門までやって来るのに3分くらいかかります。
その応天門に到着。
1月も中旬になると初詣客の姿は減り、応天門前は閑散としています。
応天門の前には、2025年に平安神宮が創建130年の式年を迎えるにあたって寄付を募る案内が出ていました。
社殿の朱塗り塗替工事や京都市交通局二号電車の保存整備工事のため、14億5千万円の事業費がかかるとのこと。
そのうち寄付は4億円を予定しています。
応天門の脇には、伏見酒造組合が奉納した酒樽がずらっと並んでいます。
これを見ると、まだ正月らしさを感じますね。
酒樽は、一年中置かれているような気もしますが。
応天門をくぐり境内に入ります。
青空は見えるものの、雲が多い天気で、境内は全体的に薄暗いですね。
応天門の右前には、蒼龍がいますよ。
今年は辰年なので、しっかりと拝んでおきましょう。
境内の東側に建つのは、神楽殿(かぐらでん)です。
2024年の大河ドラマ『光る君へ』は、紫式部が主人公で、番組の中では平安神宮の建物が映っていることがあります。
平安神宮の社殿は、平安宮の正庁の朝堂院を8分の5の規模で再現しています。
平安神宮にどことなく平安時代のような雰囲気を感じられるのは、これが理由ですね。
神楽殿の北に建つのは蒼龍楼です。
大極殿はとても大きな建物ですが、これでも、朝堂院の8分の5の規模というのですから、平安宮の建物がいかに立派であったかがわかります。
それでは、大極殿に上がって本殿にお参りをしましょう。
本殿から南西を眺めると白虎楼が見えます。
平安神宮の社殿は、屋根が緑色をしているのが独特であります。
柱の朱色が薄くなっており、塗替工事が必要なことがよくわかります。
白虎楼の南に建つのは額殿です。
額殿の前には、仮設の授与所が建っており、こちらも屋根が緑色で柱が朱色です。
社殿に合わせて、このような意匠にしたのでしょうね。
額殿の南側には、石でできたベンチが置かれています。
ここは、喫煙所ですね。
朝堂院にも、このような休憩所があったのでしょうか。
そろそろ平安神宮から出ることに
1月中旬の平安神宮は、人が少なめでした。
まだ、初詣に行っていない方は、空いている平安神宮に参拝してはいかがでしょうか。
この後は、満願寺に参拝します。
なお、平安神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。