9月中旬に京都府八幡市の石清水八幡宮に参拝した後、男山の中腹に建つ神應寺(じんのうじ)にも参拝しました。
神應寺は、石清水八幡宮と関係があり、宇佐八幡から八幡大神を男山に勧請(かんじょう)した行教によって創建されたお寺です。
この時期に神應寺に参拝するのは、今回が初めてのような気がします。
本堂前の紅白のサルスベリ
神應寺には、京阪電車の石清水八幡宮駅から南に5分ほど歩くと到着します。
石清水八幡宮の一ノ鳥居からだと、西に徒歩約3分ですね。
神應寺の山門の前にやって来ました。
いつもながら、全く人の気配が感じられません。
山門をくぐると、石段があります。
石段から本堂までは、それほど長くはないのですが、決して短くはありません。
石段を上りきるのは、割と疲れますから、ゆっくり進んだ方が良いでしょう。
石段脇には木々が多く植わっているため木陰ができ、ひんやりとした空気が漂っていましたが、30度を超える真夏日だったため、石段を上って行くと汗が出てきます。
石段を上りきり境内に入ります。
正面には本堂、頭上には、青空と白雲。
境内には、淀君茶室の庭石が置かれています。
神應寺の第12世住職・弓葴善彊(きゅうしんぜんきょう)は、豊臣秀吉の正室北政所が帰依したこともあり、秀吉から天正17年(1589年)に寺領120石が寄進されています。
弓葴善彊は、文禄元年(1592年)の朝鮮出兵時に九州名護屋へ出陣した秀吉を見舞う間柄だったとのこと。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂の左前では、白色のサルスベリが咲いていました。
そして、右前には、赤色のサルスベリ。
赤色のサルスベリは、そろそろ終わりが近づいており、花が黒くなってきていました。
白色のサルスベリは、まだ見ごろを保っています。
本堂の窓には、男山と秋空が映っていました。
男山の中腹に建つ神應寺は、周囲に近代的な建物が見えないためか、とても高い山の上に来たような気分になります。
境内の木々は、葉が徐々に黄色くなってきているものがあり、季節が夏から秋に変わりつつあるのを感じます。
とは言え、気温が高いので、まだまだ夏ですね。
最後に鐘楼を見て、神應寺から出ました。
初秋の神應寺では、まだサルスベリが咲いていました。
8月中旬に参拝すれば、もっときれいに咲くサルスベリを見られたでしょうが、さすがにその頃は暑さが厳しいので、参道の石段を上る気にならないですね。
神應寺では、毎年11月に紅葉まつりが行われています。
2023年の紅葉まつりは、11月25日と26日です。
お寺に伝わる貴重な品々も拝観できますから、八幡市に紅葉狩りに訪れる際は、ぜひ神應寺にも足を運んでください。
この後は、杉山谷不動に参拝します。
なお、神應寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。