雨上がりに見た前祭の鉾建て・祇園祭2023年

7月10日の夕方に祇園祭の前祭(さきまつり)の鉾建てを見に行ってきました。

前祭の鉾建ては、10日から14日にかけて行われます。

初日の10日には、5つの鉾の鉾建てが開始され、四条烏丸周辺は、祇園祭が本格的に始まったなと感じられるようになってきました。

長刀鉾

地下鉄の四条駅、または、阪急電車の烏丸駅から地上に上がると四条烏丸の交差点に出てきます。

四条通を東に行けば長刀鉾、西に行けば、函谷鉾(かんこほこ)と月鉾の鉾建てが見られます。

10日は、午後3時頃から京都は暴風雨となりましたが、1時間ほどで晴れ、四条烏丸周辺は何事もなかったかのように人が歩いていました。

長刀鉾の鉾建て

長刀鉾の鉾建て

でも、長刀鉾には、白いシートが被せられ、雨が降った影響が出ていました。

白いシートに覆われた長刀鉾

白いシートに覆われた長刀鉾

どんなに強い雨が降ろうと続けられる鉾建て。

14日から宵山が始まり、17日には前祭の山鉾巡行があるので、それまでに鉾を完成させなければなりません。

雨が降っても作業を中断するのは難しそうです。

長刀鉾の一部は、四条通に置かれ、こちらも白いシートで覆われていました。

四条通に置かれた長刀鉾の一部

四条通に置かれた長刀鉾の一部

函谷鉾

長刀鉾の次は、四条通を西に歩き函谷鉾へ。

函谷鉾の鉾建て

函谷鉾の鉾建て

函谷鉾も、透明なシートが被せられた状態で作業が進められていました。

木と縄で作られた胴体の一部がシート越しに見えますね。

作業中の函谷鉾

作業中の函谷鉾

ここから大きな鉾へと組み立てられていくのですから、見事な仕事であります。

月鉾

函谷鉾の南西では、月鉾の鉾建てが行われています。

四条通には、長い木が2本置かれていました。

月鉾の一部

月鉾の一部

月鉾も、胴体の部分の作業が順調に進んでいるようです。

月鉾の鉾建て

月鉾の鉾建て

ブルーシートを被せた状態での作業はやりにくそうに見えますね。

菊水鉾

四条通から室町通に入り、北に向かって歩くと菊水鉾の鉾建てが行われていました。

菊水鉾の鉾建て

菊水鉾の鉾建て

地面に置かれた真木(しんぎ)にハサミを入れて、微調整をしているようでした。

ブルーシートに覆われた菊水鉾の一部

ブルーシートに覆われた菊水鉾の一部

菊水鉾の会所には、2階に上がれるように階段が設置されています。

階段

階段

菊水鉾では、13日から16日まで、菊水鉾茶会が催され、表千家、裏千家、遠州流によるお茶の奉仕があります。

興味がある方は、午後から菊水鉾の会所に行けば、お茶をいただけますよ。

10日は、他に鶏鉾の鉾建ても始まっていました。

11日には、山建ても始まり、17日の山鉾巡行に向けて四条烏丸周辺は大いに賑わうことでしょう。

この後は、京都市役所にお迎提灯の舞踊奉納を見に行きます。

宿泊

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