5月15日。
京都市左京区の河合神社(かわいじんじゃ)に参拝しました。
河合神社は、下鴨神社の摂社です。
下鴨神社では、毎年5月15日に葵祭の路頭の儀が行われるのですが、今年は雨の影響で中止となりました。
当日の朝、雨が降っていなかったので路頭の儀が行われるだろうと思い、下鴨神社に向かったのですが、中止になったことを知り、下鴨神社と同じように糺の森に建つ河合神社に参拝すした次第です。
しっとりとした新緑
河合神社には、京阪電車の出町柳駅から北西に約5分歩くと到着します。
河合神社の鳥居は、東と西の両側に建っているのですが、今回は西側の鳥居から境内に入ることに。
鳥居近くは、カエデの若葉に覆われ緑色になっていました。
前日に雨が降ったためか、新緑がしっとりとして見えます。
鳥居をくぐって少し歩くと神門があります。
河合神社の神門の屋根は檜皮葺となっていて落ち着きがあります。
神門をくぐった先には拝殿が建っています。
拝殿の周囲には、普段よりも多くの参拝者がいました。
おそらく、私と同じように葵祭を見に来たのでしょうね。
境内の東側のコケもしっとりとしていました。
コケの上には、カエデの新緑。
本殿脇に奉納されている鏡絵馬。
鏡絵馬に化粧を施し奉納することで美人祈願ができますよ。
河合神社の本殿に祀られている玉依姫命(たまよりひめのみこと)は、神武天皇の母神で、全ての女性がいっそう美しくなりたいという願望と安産・育児・縁結びなどをかなえてくださる神さまです。
そのため、河合神社に参拝しているのは女性が多く、私のように男性がお参りをするのは、なんとなく場違いのような気がしますね。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
本殿の西には、貴布禰神社(きふねじんじゃ)、さらにその西に任部社(とうべのやしろ)があります。
任部社の前には、サッカーボールが奉納されています。
任部社の祭神は、日本サッカー協会のシンボルマークとなっている八咫烏(やたがらす)です。
そのため、サッカー必勝の守護神とされ、このようにサッカーボールが奉納されているんですね。
かつては、専女社(とうめのやしろ)とも呼ばれていました。
専女は、稲女とも書き、食物を司る神々が祀られていたとされています。
境内の西側の六社(むつのやしろ)の近くに植えられているカエデの新緑も、しっとりとしてきれいでした。
六社の屋根のコケと一緒に新緑を見ると味わい深いものがありますよ。
六社の近くから境内全体を眺めます。
河合神社では、かりん美人水もいただくことができ、暑くなってくると、床几台に座りながら飲む参拝者の姿が増えてきます。
この日は、涼しかったこともあり、かりん美人水を飲んでいる方はいませんでした。
神門から外に出ます。
朱色の玉垣の近くにある手水鉢には絶えることなく、御神水が流れていましたよ。
この後は、下鴨神社に参拝します。
なお、河合神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。