1月中旬。
京都市左京区の大蓮寺(だいれんじ)に参拝しました。
大蓮寺と言えば、夏のハスが有名なお寺ですが、冬には、本堂の近くに植えられているソシンロウバイがきれいに咲きます。
今回の参拝は、そのソシンロウバイを見ることが目的であります。
ソシンロウバイが見ごろ
大蓮寺には、地下鉄の三条京阪駅、または、京阪電車の三条駅から北東に約8分歩くと到着します。
大蓮寺の山門の前にやって来ました。
冬のためか、ひっそりとしているように見えます。
山門をくぐって境内へ。
夏には、たくさん咲いていたハスですが、今は、プランターに枯れた葉が見られるだけです。
境内全体が殺風景であります。
まずは本堂にお参りをしましょう。
寺務所近くのサザンカが、たくさんの花を咲かせています。
ただ、しおれている花が目立ち、そろそろ終わりが近づいているようです。
申し訳なさげに実を付けたナンテン。
さて、お目当てのソシンロウバイですが、境内の南側で、多くの花を咲かせていました。
私が、大蓮寺を訪れた時には、このソシンロウバイを観賞しているご夫婦がいらっしゃいました。
あまり邪魔にならないように遠目で見ることに。
ソシンロウバイは、花が小さめなので、遠くから見ると、あまり華やかには見えません。
でも、枝先に近づくと黄色い花が無数に咲いているのがわかります。
ソシンロウバイは、梅の仲間と思われがちですが、両者は別物です。
ロウバイは、「蝋梅」と表記し、梅の花に似た蝋細工のような花を咲かせることが語源です。
また、ソシンロウバイのソシンは、「素心」と表記し、花弁から中心まで同じ黄色であることを意味しています。
ちなみに通常のロウバイは、中心が赤くなっています。
本堂を背景に見るソシンロウバイ。
やはり、遠目になると、花が小さくて目立たないですね。
本堂の前には、走り坊さんの絵があります。
足元では、カンアヤメも咲いていました。
アヤメは初夏に咲く花ですが、カンアヤメは冬に花を咲かせます。
寒さに負けず、花を咲かせる植物を見ていると、気持ちが元気になってきますね。
そろそろ大蓮寺から出ることに。
ソシンロウバイは、1月中旬で見ごろになっていました。
おそらく、1月末までは、黄色い花をたくさん咲かせているでしょう。
この後は、妙伝寺に参拝します。
なお、大蓮寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。