2月下旬に京都市下京区の文子天満宮に梅を見に行った後、興正寺に参拝しました。
早春の興正寺では、白梅と紅梅が咲き、1年のうちで最も華やかになります。
開花時期は紅梅が早く、白梅は紅梅が見ごろを迎えた後から徐々に華やかになっていきます。
青空の下で咲く紅梅
興正寺には、京都駅から七条通を西に約10分歩くと到着します。
七条堀川の交差点の近くに建つ興正寺は、北隣の西本願寺の一部に見えますが、異なるお寺です。
興正寺の三門の前にやって来ました。
青空の下で見る三門は、木の色が美しいです。
三門をくぐると、右側に紅梅、左側に白梅が植えられています。
紅梅は、ちょうど見ごろを迎えていますね。
枝先には、赤色の花がたくさん咲いています。
梅は、桜よりも花数が少なく、全体的にスカスカしています。
でも、興正寺の紅梅は、割と多くの花を咲かせます。
背も高く、他で見る紅梅よりも華やかですね。
白梅は、まだ咲き始めたばかりで、全体的に枝が目立ちます。
それでも、一部の枝では、真っ白な花がたくさん咲き、部分的に華やかでしたよ。
2本の梅の木の奥に建つのは、明治45年(1912年)に建立された御影堂(ごえいどう)です。
興正寺は、真宗興正派のお寺で、御影堂には浄土真宗の開祖の親鸞聖人の40歳の木造が安置されています。
現在、御影堂は工事中のため、中に入ることができません。
御影堂の隣に建つ阿弥陀堂。
阿弥陀堂は、大正4年(1915年)に再建された建物で、中には阿弥陀如来が本尊として祀られています。
また、左右にはインド、中国、日本の七高僧と聖徳太子の影像も安置されています。
この日は、阿弥陀堂の戸が開いており、中の金色の輝きが外からでも見えるようになっていました。
それでは、阿弥陀堂にお参りをしましょう。
御影堂と阿弥陀堂が並ぶ風景。
浄土真宗のお寺では、東向きに御影堂と阿弥陀堂が並んで建っていることが多いですね。
お寺によって、御影堂と阿弥陀堂が左右逆になっていることもあります。
再び紅梅の近くへ。
三門を見上げるように紅梅を眺めます。
こちらの角度からの方が、多くの花が咲いているように見えますね。
灯籠と一緒に見る紅梅。
和の風情を感じさせます。
阿弥陀堂にお参りを済ませ、紅梅もしっかりと見たので、そろそろ興正寺から出ることに。
興正寺の紅梅は、2月末までは見ごろを保っていそうです。
白梅は、2月25日頃から見ごろに入って来るのではないでしょうか。
この後は、西本願寺に参拝します。
なお、興正寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。