5月下旬に京都市東山区の智積院に参拝した後、北に10分ほど歩き、大谷本廟を訪れました。
大谷本廟には、参道や仏殿の近くにサツキが植えられており、5月下旬から6月上旬に見ごろを迎えます。
今回の参拝の目的は、そのサツキを見ることにあります。
人が少ない境内
大谷本廟は、京阪電車の清水五条駅から東に5分ほど歩いた辺りに建っています。
参道の入り口にやって来ると、人が全くいませんでした。
普段は、清水寺に行く途中に立ち寄る観光客の方の姿を見かけるのですが、今は無人に近い状況です。
緊急事態宣言は解除されたものの、まだ新型コロナウイルスの影響で、京都の観光地は人が少ないですね。
めがね橋の上から池を見下ろします。
池には、ハスの葉が見えます。
7月になれば、葉が大きくなり、ハスの花も咲き始めることでしょう。
カエデは、青葉をたくさん付けていました。
参道を東に進みます。
途中には、師弟愛の碑があります。
昭和9年(1934年)9月21日に四国に上陸した室戸台風は、京阪神にも大きな被害をもたらしました。
大阪では、学校の校舎が倒壊し51人の生徒が死亡、2人の女性教師が殉職しています。
このとき殉職した女性教師の中に京都女子高等専門学校の卒業生がおり、彼女は3人の学童を身体の下にかばい、自らの命と引き換えに守りました。
師弟愛の碑は、日曜学校関係者を中心にひろく基金を募って建立されたものです。
こちらは浄土真宗の開祖である親鸞聖人の像です。
近くのサツキが花を咲かせ始めていました。
参道のサツキも咲き始め。
見ごろにはちょっと早かったようですね。
参道の先に建つ総門をくぐります。
総合受付前のサツキは、参道よりも多くの花を咲かせていました。
守衛所と一緒に見るサツキ。
サツキの足元では、ムラサキカタバミも咲いていましたよ。
それでは仏殿にお参りをしましょう。
それにしても、本当に人が少ないです。
私が大谷本廟に参拝した日は、仏殿より先に進むことができませんでした。
ほとんどの建物の中に入ることができず、仏殿にお参りを済ませた後は、参道を戻るしかありません。
総門をくぐり参道に戻ってきました。
無人の参道。
以前のように参拝者で賑わうようになるのは、まだまだ先になりそうです。
この後は、清水寺にサツキを見に行きました。
なお、大谷本廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。