11月下旬に大寧軒の紅葉を見た後、三条通を南に歩き、日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)に参拝しました。
日向大神宮は、山の中にある静かな神社で、訪れる人がほとんどいません。
11月には境内で美しい紅葉を見ることができるのですが、その情報はあまり伝わっていないようです。
数年前にテレビで紹介されたことがあったのですが、その後に参拝者が増加したような気配はなく、今でも紅葉の穴場を維持していますね。
紅葉が遅れている日向大神宮
地下鉄蹴上駅から南に2分ほど歩くと、日向大神宮の石造りの鳥居が現れます。
初めて訪れた人は、駅から近いなと思うことでしょう。
でも、鳥居をくぐった後の参道がとても長く、しかも緩やかな上り坂となっているので、境内の入り口にたどりつくには、さらに5分から10分は歩かなければなりません。
少し息を切らしながら、境内の入り口近くにやってきました。
奥に見える朱色の鳥居は、境内神社の神田稲荷神社のものです。
紅葉は、まだ見ごろには入っていないようですが、まずまず色づいているように見えます。
日向大神宮の境内に入る石段下にやってきました。
この辺りの紅葉も、まだ見ごろ前です。
石段の近くには、桜が植えられており、ちらほらと花を咲かせていました。
この桜は、十月桜でしょうか。
石段を上り境内に入ります。
拝殿の後ろのカエデは、上の方がオレンジ色になっていますが、まだ色づき始めの状況。
この日は、南禅寺の紅葉も見に行き、見ごろを迎えていたことから、日向大神宮の紅葉もそろそろ見ごろに入っているだろうと思ったのですが、どうやら紅葉が遅れているようです。
それでは、外宮にお参りをしましょう。
外宮の後ろには、反り橋が架かり、その後ろの石段上に内宮が建っています。
内宮近くのカエデは、やや紅葉が進んでいますが、それでも見ごろ前です。
石段を上り、内宮の前にやって来ました。
内宮にもお参りをしておきましょう。
日向大神宮は、この内宮の前から境内を見渡すように紅葉を眺めるのがおすすめです。
しかし、残念ながら、この日は青葉が目立っており、しかも曇っていたことから美しい紅葉は見られませんでした。
紅葉が見ごろを迎え、晴れていれば、赤色のモミジがキラキラと輝いて、とてもきれいなんですけどね。
内宮の前の石段を下ります。
入り口に建つ鳥居の奥のカエデは、上の方が赤く色づき、部分的に紅葉が見ごろとなっていました。
それにしても、境内は静かです。
私が日向大神宮を訪れた時は、石段下に1人だけ参拝者がいましたが、それ以外には誰もいませんでした。
やはり、まだまだ日向大神宮は紅葉の穴場ですね。
境内の東側から参道に戻ります。
厳島神社の社殿の奥に色付き始めのカエデが見えます。
参道を歩いて、三条通に戻ります。
その途中、きれいな紅葉を見ることができました。
来るときに気付かなかったのは、カエデは上の方から紅葉し始めるからですね。
見上げると青葉が目立ちますが、見下ろすと赤色のモミジがいっぱいです。
日向大神宮の紅葉は、11月28日頃に見ごろを迎えるのではないでしょうか。
その頃には、京都の観光客も減り始め紅葉狩りがしやすくなっていることでしょう。
この後は、東山区の粟田神社に紅葉を見に行きます。
なお、日向大神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。