11月中旬。
京都市北区の上賀茂神社に参拝しました。
上賀茂神社は、世界遺産に登録されている神社とあり、見るべきものが多いです。
季節としては、春の桜が咲く時期が観光客や旅行者の方に人気ですが、秋の紅葉も美しいので11月に参拝するのもおすすめです。
鮮やかに紅葉するカエデ
上賀茂神社は、市バス停「上賀茂神社前」で下車してすぐの場所に建っています。
地下鉄だと北山駅から徒歩15分から20分程度ですね。
バス停の正面に建つ一ノ鳥居をくぐり表参道に入ります。
北に長く延びた表参道の両側には芝生が敷かれています。
芝生はとても広く、その周囲を囲むように紅葉した木々が目に入ってきます。
東側の芝生を紅葉を眺めながら北に歩きます。
そして、神馬舎近くにやって来ました。
神馬舎の近くには、立派なカエデが植えられており、私が訪れた日は、すでに真っ赤に紅葉し見ごろとなっていました。
とてもきれいなこのカエデは、勝負の楓と呼ばれており、5月5日に行われる賀茂競馬(かもくらべうま)のゴールの目印となっています。
二ノ鳥居の左右に設けられた玉垣近くの紅葉も見ごろです。
オレンジ色のモミジが、朱色の玉垣と調和し、とてもきれいに見えます。
この日は、晴れているのに小雨がパラパラと降る変な天気でしたが、私が上賀茂神社に到着してからは、晴れ間が広がり始めました。
晴天の時の方が、モミジの色が鮮やかに見えます。
本殿に参拝
二ノ鳥居をくぐります。
二ノ鳥居近くでは、早くも、すぐきの天秤押しが並んでいました。
これを見ると、冬が近づいているのを感じます。
北に歩き楼門に向かいます。
その途中に植えられているカエデは、濃い赤色に色付いていました。
もう少し時間が経過すれば、鮮やかに紅葉するのではないでしょうか。
楼門をくぐると、奥に中門が建っています。
中門の先に本殿が建っていますが、参拝者はこの中門からお参りをします。
それでは、お参り。
上賀茂神社は、厄除け、方除け、災難除けのご利益を授けてくれますよ。
ならの小川周囲の紅葉
本殿にお参りを済ませた後は、東に進みます。
境内の北東には、渉溪園という庭園があります。
渉溪園には、コケが敷かれているためか、ここで見る紅葉は、しっとりとした情緒を感じます。
渉溪園の南側の紅葉は、日差しを浴びて輝いていました。
渉溪園から出ます。
上賀茂神社の東側には、ならの小川が南に向かって流れています。
そのならの小川沿いの紅葉は、上賀茂神社の中でも特に美しく、私が訪れた日は真っ赤に色づき見ごろを迎えていました。
ならの小川の流れに従って歩きながら見る紅葉も良し。
小川を逆行するように歩きながら見る紅葉も良し。
ならの小川近くにいた人は、誰もが、この紅葉に見とれていましたよ。
石橋近くから見る紅葉。
奥に見える鳥居は、三ノ鳥居です。
上賀茂神社から出る前にもう一度、勝負の楓の近くにやって来ました。
先ほどとは違い、北から南に向かって勝負の楓を眺めます。
この角度からの方が、モミジがより透明感のある赤色に見えます。
奥には一ノ鳥居も見え、京都の神社らしい秋を感じることができましたよ。
紅葉時期の上賀茂神社は、人がそれほど多くはありません。
境内がとても広いので、たくさんの人がいても混雑しているように思えないだけかもしれません。
それでも、嵐山や東山の紅葉名所と比較すると圧倒的に人が少なく、落ち着いて紅葉狩りをできますよ。
なお、上賀茂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。