9月19日に京都市左京区の平安神宮に参拝しました。
この日は、神苑が無料公開されて、南神苑と西神苑まで見てきました。
西神苑の次に向かうのは、中神苑です。
中神苑の臥龍橋
中神苑にやってきました。
北西角から南東に向かって、中神苑を眺めます。
中神苑も、西神苑と同じように面積の大部分を池が占有しています。
中神苑の池は、蒼龍池と呼ばれています。
池には、円い石がいくつも置かれた臥龍橋(がりゅうきょう)があります。
臥龍橋に使われている石は、天正年間(1573-1592年)の三条大橋と五条大橋の橋脚であり、このようなところに安土桃山時代の遺構を見ることができるのです。
臥龍橋は渡ることもできますよ。
渡っている時には、石が小さく感じるかもしれませんが、これが1本の柱だったことを想像すると、400年以上前にこんなに立派な橋脚を造れたのかと感心します。
臥龍橋の奥の茶店が賑わっています。
茶店で休憩しながら蒼龍池を眺めるのも良いですね。
蒼龍池のほとりでは、少しだけ萩が咲いていましたよ。
青空と東神苑
中神苑を見た後は、南に進み、東神苑に向かいます。
東神苑にも、栖鳳池と呼ばれる池があります。
でも、西神苑や中神苑で見た池よりも遥かに大きいです。
東神苑の遊歩道わきでも、萩が咲いていました。
白色の萩もありますよ。
しかし、萩は、神苑全体で花数が少な目でした。
栖鳳池には、泰平閣という建物が建っています。
東神苑は、大宮人の舟遊びを想定した栖鳳池を中心に東山連山を借景にしています。
確かに栖鳳池を眺めていると、平安時代の貴族にでもなったような気分を楽しめます。
この日は、雲がほとんどない秋晴れだったこともあり、特に栖鳳池が美しく感じられましたよ。
栖鳳池の東側から泰平閣に入り、西側に向かいます。
泰平閣では、腰を掛けて栖鳳池を眺められるようになっているので、ここで一休みしていきましょう。
晴れた日に泰平閣から栖鳳池を見ているだけで、贅沢な時間を過ごしているような気分になります。
アオサギも栖鳳池にやってきて、石の上に着地し、池の中の魚を狙っていました。
栖鳳池には、鯉がおり、泰平閣からエサをあげることもできますよ。
泰平閣を渡り、栖鳳池の西側にやって来ました。
ここから東を眺めるのがおすすめです。
目の前には栖鳳池、中ほどに泰平閣、その奥に木々の緑、そして、頭上には青空。
平安神宮の周囲には、多くの近代的な建物が建っているのですが、東神苑からは、それらが全く見えません。
東山を借景としていることもあり、奥の木々がどこまでも続いているように感じられましたよ。
東神苑を見た後は出口に向かいます。
再び社殿が建ち並ぶ広い境内に戻ってくると、夢が覚めたかのような不思議な感じがしました。
なお、平安神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。