5月下旬。
京都市東山区の祇園に建つ八坂神社に参拝しました。
八坂神社では、5月下旬から6月上旬にかけて、西楼門前のサツキがきれいに咲きます。
もちろん、今回の参拝者、そのサツキを見ることが目的であります。
初夏の境内
八坂神社は、京阪電車の祇園四条駅から、四条通を東に5分ほど歩いた辺りに建っています。
東大路と四条通が交わったところに西楼門があるので、この時期に八坂神社を訪れる場合は、最初に西楼門前で咲くサツキを見ることになります。
でも、今回は、八坂神社の東隣にある円山公園から境内に入ることにしました。
サツキを見る楽しみは、後に取っておきたいですからね。
北東の鳥居から境内に入ります。
そして、参道を南に曲がると、美人祈願の美御前社(うつくしごぜんしゃ)が建っています。
美人祈願に訪れている人がいっぱいですね。
海外からお越しの方々のようです。
近年、京都には多くの外国人旅行者が訪れるようになりましたが、昔から京都は国際都市だったんですよね。
安土桃山時代には南蛮人がやってきてますし、平安時代には東鴻臚館(ひがしこうろかん)や西鴻臚館といった今でいう迎賓館も京都にはありました。
美御前社を過ぎ、南楼門、舞殿、本殿が建つ場所にやってきました。
これら3つの建物は、南北に一直線に並んでおり、八坂神社の七不思議のひとつに数えられています。
それでは、本殿にお参りです。
厄除のご利益を授けてくれますから、災厄に見舞われないようにお願いしておきましょう。
本殿にお参りを済ませた後は、参道を歩いて西楼門に向かいます。
参道脇には、お店が出ており、いつも賑わっていますね。
西楼門とサツキ
西楼門をくぐり境内の外に出ると、ピンク色のサツキの花が満開になっていました。
石段を下りて、東大路通の歩道からサツキと西楼門を眺めます。
この日は、雲ひとつない晴天だったため、朱色の西楼門とピンク色のサツキの花が青空に映えます。
サツキは、咲き方にムラがあり、多く咲いているものもあれば、花数が少ないものもあります。
そのため、なかなかすべてのサツキが満開になっている姿を見ることができないんですよね。
東大路通の歩道を少し北に歩くと、ピンク色がやや濃いサツキが咲いていました。
朱色の玉垣とサツキはよく似あいます。
再び、西楼門の近くに戻ってきました。
石段を少し上ったところから、狛犬と一緒にサツキを眺めます。
私が訪れた日は、北側よりも南側のサツキの方が多く咲いていました。
サツキは見ごろを迎えていましたが、これからもっと多くの花を咲かせそうです。
5月末から6月初旬にかけて、最も美しくなりそうですね。
横断歩道を西に渡って四条通の歩道にやって来ました。
ここから西楼門と一緒に見るサツキは、定番ですね。
それにしても、八坂神社は、いつ来ても人が多いです。
西楼門に入っていく人の波が途切れることは、ほとんどありませんでしたよ。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。