5月上旬に京都市左京区の安楽寺のツツジを見た後、北に3分ほど歩いて法然院を訪れました。
法然院には、カエデが多く植えられており、初夏は美しい新緑を見ることができます。
以前は、参拝者が少なかった法然院ですが、近年は、海外からの旅行者に人気が出てきており、境内は徐々に賑やかになりつつあります。
境内の新緑
法然院は、市バス停「南田町」から東に徒歩約5分の場所に建っています。
法然院の参道の入り口に到着。
石段前のカエデが青葉をたくさん付けています。
杉の木もまっすぐ天に伸び、参道は緑色の葉でいっぱいです。
石段を上り、左に曲がると、参道の幅が細くなります。
その細い参道の先には、茅葺門の山門が建っています。
この山門が、海外からの旅行者に人気があるんですよね。
いつ来ても、山門の前では、記念撮影が行われています。
山門をくぐると、石段下、左右に白沙段(はくしゃだん)があります。
砂を長方形に整えた白沙段は、白砂壇(びゃくさだん)とも呼ばれ、上面に模様が描かれています。
私が訪れた日は、葉が描かれていましたよ。
白沙段の模様は、季節によって変わります。
新緑が美しい時期ですから、今は葉を描いているのでしょうか。
まずは、境内の奥に建つ本堂にお参りをします。
本堂付近もカエデの新緑がきれいですね。
本堂の前に立つと、中からひんやりとした空気が外に漏れてきました。
涼しくて気持ち良いですね。
この日は、南禅寺にも新緑を見に行っていますが、同じように法堂(はっとう)から冷気が漂ってきました。
本堂にお参りを済ませた後は、境内を散策します。
池のほとりのカエデも、黄緑色の若葉をたくさん付けて光り輝いていました。
同じく池のほとりでは、シャクナゲも咲いていましたよ。
そろそろシャクナゲも終わりですね。
さらに藤も、紫色の花を咲かせていました。
ただ、藤の花は、全体的に乾燥した感じとなっており、近くに寄って花を見ると、干からびたようになっていました。
白沙段越しに眺める茅葺門。
ここからの眺めは、法然院でも特に人気があり、多くのカメラマンが写真撮影をしていましたよ。
それにしても、いつ見ても味わい深い山門であります。
シャクナゲの奥に建つのは講堂です。
講堂では、個展が開かれていました。
法然院の講堂では、よく個展が開かれていますね。
私も以前に何度か見たことがありますよ。
私が訪れた日は、非公開の本堂の中を拝観することもできました。
拝観料は1,000円で、本堂の中ではお茶をいただくことができます。
私は、本堂を拝観できることを知らずに法然院にお参りに来たので、中には入りませんでした。
拝観料は、東日本大震災の復興のための寄付に使われるそうです。
なお、法然院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。