師走の満足稲荷神社に参拝・2018年

12月下旬。

京都市左京区の満足稲荷神社に参拝しました。

満足稲荷神社は、豊臣秀吉が伏見城に祀った神社です。

現在は、伏見城のあった地から、随分と北に建っていますね。

本殿と末社

満足稲荷神社は、地下鉄三条京阪駅もしくは京阪電車の三条駅から東に7分ほど歩いた辺りに建っています。

境内の南側に建つ一の鳥居の前に到着。

一の鳥居

一の鳥居

一の鳥居をくぐると、もうひとつ朱色の鳥居があるので、こちらもくぐります。

境内の中央には舞殿が建っています。

舞殿

舞殿

舞殿の左右には松の木が植えられており、まるで舞殿を守っているかのようであります。

舞殿の後ろに本殿が建っているのでお参りをしましょう。

本殿

本殿

本殿に祀られているのは、倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ)で、稲荷大明神とも呼ばれています。

お稲荷さんは、農耕の神さまとして古くから崇敬されていますが、現在は商売繁盛のご利益の方が有名ですね。

社名の満足稲荷神社は、豊臣秀吉が朝鮮に出兵した際、最初は連戦連勝で大いに満足したことから名づけられたと伝えられています。

本殿には、小さなキツネがいましたよ。

小さなキツネ

小さなキツネ

お稲荷さんと言えば、キツネですね。

本殿の東側には末社があります。

末社

末社

祀られているのは、日本の神さまの始祖である天照大御神(あまてらすおおみかみ)、縁結びの神さまの大国主大神(おおくにぬしおおかみ)、交通安全や土地守護の神さまの猿田彦大神(さるたひこおおかみ)です。

元御本殿

社務所では、岩倉産の無農薬野菜が置かれていました。

岩倉の無農薬野菜

岩倉の無農薬野菜

1袋100円とのこと。

招き猫もいましたよ。

招き猫とお守り

招き猫とお守り

後ろにはお守りもあります。

境内の西側にも鳥居が建っています。

こちらは、もともと本殿があった場所とのこと。

元御本殿

元御本殿

大正時代までは、満足稲荷神社の境内はとても広かったのですが、東大路通が整備され現在の面積になっています。

元御本殿は、境内の西端にありますが、以前はここが境内の中心だったんですね。

そう考えると、満足稲荷神社の境内は、今の2倍くらいは広かったのでしょうか。

元御本殿の前には、狛狐がいます。

左側の狛狐は、コン吉。

コン吉

コン吉

右足に包帯を巻いています。

右側にいるのは、ツネ松です。

ツネ松

ツネ松

ツネ松の頭には、モミジが乗っかっていましたよ。

コン吉もツネ松も、古くから元御本殿を守り続けているそうです。

鳥居の後ろには、ご神木のクロガネモチの木が植わっています。

御神木

御神木

樹齢は400年とも言われており、1本の幹から8本の幹が枝分かれし、末広がりで縁起が良いとされています。

御神木の足元には、岩神さんと呼ばれている大きな石が置かれています。

岩神さん

岩神さん

岩神さんをさすり、その手で頭を撫でると頭が良くなると伝えられています。

また、体の痛いところや悪いところをさすると治るとも言われていますよ。

師走の満足稲荷神社は、私以外に参拝者はいませんでした。

年末が近づくと忙しなくなってきますが、満足稲荷神社の境内は静かで、あわただしい世間とは別世界でしたよ。

なお、満足稲荷神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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