11月中旬に京都市左京区の圓光寺(えんこうじ)の紅葉を見た後、南に10分ほど歩いて本願寺北山別院に立ち寄りました。
本願北山別院が建つ一乗寺は、紅葉の名所が多く、今の時期は旅行者や観光客の方がたくさん訪れるのですが、当院に参拝する人はほとんどいませんね。
紅葉し始めた参道と境内
本願寺北山別院には、叡山電車の一乗寺駅から東に10分ほど歩くと到着します。
石段となっている参道の入り口には、「親鸞聖人御舊跡」と刻まれた石柱が立っています。
参道脇のカエデは、紅葉し始めてまだ時間が経っていない模様。
ほとんどの葉が緑色で、木の上の方の葉が赤くなり始めている程度の色付きです。
山門と一緒に見る紅葉。
もうちょっと赤く色づいていると、きれいなんですけどね。
山門をくぐると、正面に本堂が建っているので、まずはお参りをしましょう。
本願寺北山別院は、西本願寺の別院です。
もともとは、養源庵という天台宗のお寺で、比叡山三千坊のひとつに数えられていました。
浄土真宗の開祖である親鸞聖人は、建仁元年(1201年)に六角堂に100日間参籠しましたが、その途中、この地から湧き出る聖水で喉を潤したと伝えられています。
西本願寺の別院となったのは、延宝6年(1678年)のことです。
本堂から外に出ると、鐘楼の近くのカエデが鮮やかに紅葉しているのに気づきました。
山門近くのカエデとは異なり、鐘楼近くのカエデは、紅葉が見ごろに入っています。
下から見上げると、まだ青葉が残っていました。
あと5日ほどすれば、この青葉も赤くなっていそうです。
カエデの木の上の方の枝に付いている葉は、透明感のあるモミジになっていました。
赤色のモミジに混ざって、少しだけ緑色のモミジが見えるのも、秋の深まりを感じられて良いものです。
本願寺北山別院の北側には、保育園があります。
その保育園に植えられたイチョウも黄葉していました。
黄色く色づいているのは、全体の半分くらいでしょうか。
全ての葉が黄色く染まるまで、それほど時間はかからないように思います。
私が、本願寺北山別院にいる間、人は誰もいませんでした。
紅葉が見ごろを迎える頃も、参拝者は少なそうですね。
この後は、金福寺の紅葉を見に行きます。
なお、本願寺北山別院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。