10月初旬。
京都市中京区の行願寺に参拝しました。
行願寺は、都七福神めぐりの寿老人を祀るお寺で、御朱印を授かりにお参りに訪れる人をよく見かけます。
この時期の行願寺では、フジバカマを見ることができます。
今回の参拝は、その藤袴を見ることが目的であります。
境内にほのかに漂うフジバカマの香り
行願寺は、京阪電車の神宮丸太町駅から南西に徒歩約7分の場所に建っています。
寺町通に面する山門の前にやって来ました。
山門をくぐり境内に入ると、正面に本堂が建っています。
参道脇には、フジバカマが植えられたプランターがたくさん置かれています。
まずは、本堂にお参りをしましょう。
この日は、参拝者がやや少な目でした。
それでは、境内のフジバカマを見て歩きましょう。
本堂から北側に伸びた石畳の両脇に多くのフジバカマがあります。
特にたくさんのフジバカマがあるのが、七福神の像が立っている付近です。
綿のようなフジバカマの花。
花の色が薄いので、原種のフジバカマですね。
いたるところにフジバカマのプランターが置かれているので、境内は、甘い香りがほのかに漂っていました。
その香りが心地良いのか、ネコが境内で転がっていましたよ。
京都市内のお寺や神社で、これだけ多くのフジバカマを見られるところは、そう多くはありません。
まだ、これから咲きそうなフジバカマも多かったので、もうしばらくすると、より華やかさが増しそうです。
フジバカマに近づいて花を観賞。
フジバカマは花が小さく色も地味なため、派手さはありません。
でも、この落ち着いた色が、秋のお寺の境内にはふさわしく思いますね。
境内全体に秩序正しく並べられたフジバカマのプランター。
フジバカマには、クマバチが多く寄ってきていたので刺されないように注意しながら観賞する必要があります。
また、ツマグロヒョウモンもたくさん飛んできており、蜜を吸うためにフジバカマをはしごしていましたよ。
残念ながら、この日は、アサギマダラを見ることはできませんでした。
さて、10月11日から14日まで、行願寺が建つ寺町通沿いや河原町丸太町に多くのフジバカマが展示される藤袴祭が行われます。
スタンプラリーが行われたり、茶席が設けられたりと、行願寺周辺では様々な催しがあるそうですから、この期間に京都にお越しの方は、藤袴祭を見に行ってはいかがでしょうか。
なお、行願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。