6月下旬に京都市右京区の龍安寺で石庭を鑑賞した後、境内の南側にある鏡容池(きょうようち)の周囲を散策しました。
龍安寺が建つ地は、その昔、徳大寺家の別荘があった場所で、鏡容池も徳大寺家によって築かれました。
鏡容池では、梅雨から夏にかけてスイレンが花を咲かせます。
広々とした鏡容池では、そろそろスイレンが見ごろを迎えているはずです。
遠くに見るスイレン
鏡容池のほとりにやって来ました。
大きな池の大部分をスイレンの葉が覆っていますね。
鏡容池のほとりでは、黄色い花が咲いていました。
鏡容池の周囲には散策路がありますが、水際には行くことができません。
そのため、スイレンは遠目で眺めることになります。
遠くからでも、スイレンがたくさんの花を咲かせているのがわかります。
光学40倍ズームのデジカメで撮影したので、比較的大きめにスイレンが写っていますが、遠目だと花の形はよくわかりませんね。
鏡容池のほとりでは、ハナショウブも咲いていました。
でも、ハナショウブは見ごろすぎで、上の写真に写っているのが最後の花のようです。
きれいなハナショウブを見ようと思ったら、6月上旬から中旬に訪れた方が良いでしょうね。
鏡容池の水面を覆っている緑色の葉の所々で赤色や白色のスイレンの花が咲いています。
近くで見ると、もっときれいなんでしょうね。
鏡容池の中央付近にある弁天島にやって来ました。
ここには、弁財天が祀られています。
鏡容池の東側にやって来ました。
上の写真の左側に小さく白色の花がたくさん咲いていますが、これはクチナシの花のようです。
鏡容池は、かつて公卿が龍頭の船を浮かべて、歌舞音曲を楽しんだと伝わっています。
平安時代の人々にとっては、とても贅沢な遊びだったでしょうね。
また、鏡容池は、オシドリが群れ遊んでいたことから、おしどり池とも呼ばれていたそうです。
参道にも、クチナシの花が咲いていました。
コケも、みずみずしく美しいですね。
参道脇に設置されている竹垣は龍安寺垣です。
カエデの木々の葉は、少し緑色が濃くなっていますが、まだ新緑と言える状態で透明感があります。
鏡容池をぐるっと1周したので、そろそろ龍安寺から出ることにしましょう。
帰り際にツアーの団体客がやってきました。
世界遺産に登録されている龍安寺は、いつも人気がありますね。
この後は、きぬかけの道を西に10分ほど歩いて仁和寺を訪れました。
なお、龍安寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。