6月15日に京都市東山区の智積院(ちしゃくいん)で行われた青葉まつり。
この日は、普段、有料の名勝庭園が無料で公開されました。
青葉まつりの日に智積院に参拝して、名勝庭園を見ずに帰るわけにはいきません。
ということで、名勝庭園を拝観してきました。
晴天の日に見る名勝庭園
智積院の名勝庭園は、境内の北側にあります。
庭園拝観時には、宝物殿に展示されている長谷川等伯の障壁画も鑑賞できます。
庭園に入る前にまずは、障壁画を見に行きましょう。
長谷川等伯の障壁画を見ていると、まるで安土桃山時代の殿さまになったような気分です。
織田信長や豊臣秀吉は、毎日のように豪華な障壁画を見ていたのでしょうね。
宝物殿の中央には、障壁画がはめられた部屋の模型が展示されています。
模型は小さいですが、どのような部屋に障壁画が設置されていたのかがよくわかりますよ。
宝物殿から外に出ると、真っ白な花を咲かせたサツキの刈込がありました。
宝物殿の次は、名勝庭園に向かいます。
玄関で靴を脱ぎ、大書院に上がりましょう。
名勝庭園を鑑賞できる東側の部屋は、たくさんの参拝者の方で混雑していました。
課外授業なのか、中学生もいっぱい。
縁側に座って眺める名勝庭園。
晴れた日に見る池泉式の庭園は、とても爽やかです。
池の向こうには、迫力ある石組。
のんびりと縁側に座っていたいのですが、人が多かったので名勝庭園の鑑賞は短時間で切り上げました。
こちらは、大書院と講堂の間にある枯山水庭園です。
白砂を見つめていると邪念が取り払われていくような気がします。
大書院や講堂では、たくさんの襖絵が展示されています。
どれも見事ですね。
大書院に展示されている襖絵は写真撮影が許可されているようで、多くの参拝者が襖に向かってカメラを構えていましたよ。
写真撮影が禁止されている襖絵もあり、こちらには写真撮影禁止という案内が出ています。
講堂の西側にやってきました。
立派な一文字手水鉢。
クチナシが白い花を咲かせていました。
カエデの葉の緑色が深まってきています。
講堂の廊下を歩きます。
床がキュッキュと鳴るのですが、鴬張りなのでしょうか。
この日は、講堂にお茶席が用意されていました。
暑い日でしたから、お茶席で休憩している方が多かったです。
大書院の玄関に戻ってきました。
そして、靴を履き外へ。
そろそろサツキも終わりが近づいているようです。
すでに京都は梅雨入りしていますが、晴天の下で名勝庭園を鑑賞できましたよ。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。