8月末に京都市東山区の粟田神社に参拝してきました。
粟田神社は、粟田山の中腹に鎮座しており、境内からは京都市街を眺められる展望台があります。
今回の参拝の目的は、この展望台から京都市街を眺めること。
台風が過ぎ去った直後なので、きっと見晴らしが良いはずです。
台風が去った後の静かな空
粟田神社の最寄り駅は、地下鉄東山駅です。
駅を出て、南東に5分ほど歩くと、粟田神社の二の鳥居の前に到着します。
ちなみに一の鳥居は三条通に面していて、東山駅から三条通を東に少し歩けば一の鳥居の前に着きます。
坂道となっている参道を進みます。
カエデの葉が日差しを遮ってくれているので、暑さを感じません。
この日は、気温が30度ほどにしか上がらなかったのも涼しかった理由ですね。
台風が過ぎ去り、一気に夏から秋になったような気候でした。
参道の中ほどでは、サルスベリの花が咲いていました。
8月末ともなると、サルスベリも見ごろを過ぎていますね。
参道を上りきり境内に入ります。
そして、境内の南側にある手水鉢へ。
粟田神社の手水は、人が近づくと自動的に龍の口から水が流れ出るようになっています。
水を大切にしようとする神社の方の気持ちが伝わってきますね。
それでは本殿にお参りをしましょう。
本殿が、木々の葉に埋もれているので、どこに建っているのか写真だとわかりにくいです。
粟田神社は、旅行安全のご利益を授けてくれるので、京都観光にお越しの際は旅行中の安全を祈願しておくと良いでしょう。
京の七口のひとつ粟田口に鎮座する神社らしいご利益です。
さて、お目当ての展望台は境内の北側にあります。
なので、ここからは京都市の北の方の景色が見えます。
思った通り、空気が澄んでいて、京都市街がはっきりと見えます。
それにしても広大な空であります。
雲は多かったものの、青空が美しいです。
上の写真の中央やや下には、平安神宮の大鳥居も見えます。
ここから見ると、大鳥居がとても小さいですね。
展望台から北東を眺めます。
こちらの方角には、黒谷の金戒光明寺の伽藍が見えます。
奥には、深い緑色と黄緑色をした東山の山肌も。
モヤがかかっていないので、山がくっきりと見えて美しいですね。
北西に目を移すと、左大文字も見えます。
粟田神社の展望台から「左」をこれだけはっきりと見たのは、今回が初めてです。
意外と文字が小さいので見落としていただけかもしれませんが。
展望台から爽やかな景色を眺め終えたので、そろそろ粟田神社から出ることに。
最近は、粟田神社の境内に若い女性の姿を見るようになりました。
どうやら刀剣乱舞というゲームが人気だそうで、その御朱印をいただくために若い女性たちが参拝に来ているようであります。
私が参拝している時も、社務所で御朱印を授かっている女性たちがいましたよ。
刀剣乱舞は刀剣をモチーフにしたゲームで、粟田神社周辺が刀鍛冶の三条宗近の邸宅があったということで、刀剣乱舞の聖地めぐりに訪れている女性が多いのだとか。
参道の脇には、その三条宗近を祀る鍛冶神社があります。
ひっそりと建っていて、その存在に気づきにくく以前は誰も参拝していませんでした。
でも、今では粟田神社に参拝した女性が鍛冶神社にもお参りして行くので、少しずつ有名になっていますね。
ちなみに粟田神社の近くには、他にも三条宗近の史跡がありますから、そちらにも立ち寄ってはいかがでしょうか。
なお、粟田神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。