6月下旬。
京都市左京区の真如堂に参拝しました。
梅雨の真如堂の境内では、ボダイジュ、沙羅(サラ)、紫陽花(アジサイ)の花が咲きます。
そのため、梅雨の京都観光の際は、一度は訪れておきたいお寺であります。
ボダイジュとサラ
真如堂は、市バス停「錦林車庫前」から西に7分ほど歩いた辺りに建っています。
境内西側の赤門がある入口に到着。
梅雨らしく曇り空です。
でも、アジサイは晴れた日よりも曇っている日の方がしっとりきれいに見えますから、アジサイ観賞には都合が良いですね。
赤門をくぐり駐車場に来ると、ムクゲが咲いていました。
夏になると、いろんなところでムクゲの花を目にする機会が増えます。
緩やかな上り坂の参道を進み、工事中の三重塔を右手に見ながら境内に入ります。
境内の正面に建つ本堂の前にあるボダイジュ。
ボダイジュの花は6月中旬に咲くのですが、花期が短いので、その姿を見るのは貴重です。
残念ながら、私が訪れた日はボダイジュの花は咲いていませんでした。
でも、過去に一度見たことがあるので、今回は縁がなかったと諦めましょう。
本堂の左前で白い花を咲かせているサラの木。
サラは夏椿とも呼ばれていますね。
紫陽花園
本堂にお参りを済ませた後は、その裏に回ります。
すると、萬霊堂というお堂が建っているので、さらにその裏へ。
萬霊堂の裏には、紫陽花園が設けられています。
真如堂では、家庭で育てていて必要なくなったアジサイを引き取って育てているそうです。
そのおかげで、今では紫陽花園にたくさんのアジサイが植えられています。
遊歩道の両脇には、青色、白色、紫色など、様々な色の花を咲かせたアジサイがいっぱい。
そして、どのアジサイも満開であります。
以前は、紫陽花園と言うには寂しい数のアジサイしかなかったのですが、現在は見事な紫陽花園になっています。
真如堂の紫陽花園は、カエデの木がたくさん植えられている場所にあります。
なので、どのアジサイも日陰に入っていて、花がみずみずしいですね。
こちらのアジサイは、青色も紫色も、とても鮮やかです。
ガクアジサイと西洋アジサイが混ざり合って咲く風景も美しいです。
どこを見てもアジサイだらけ。
初めて真如堂の紫陽花園を見た時は、どのアジサイも膝の高さくらいまでしかなかったのですが、今では腰から胸のあたりまで育っています。
これからも、どんどん紫陽花園が立派になっていきそうです。
最後にカエデの緑とアジサイを一緒に眺めて真如堂を後にしました。
真如堂の紫陽花園は、おそらく6月中は見ごろを保っていると思いますよ。
なお、真如堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。