夏の京都の新しい行事となった京の七夕。
以前、このブログで鴨川会場の様子を紹介しましたが、今回は堀川会場に訪れた時の模様を紹介したいと思います。
二条城のライトアップ
京の七夕が行われている期間は、二条城の夜間拝観が無料。
二条城は堀川会場の入り口付近にあるので、まず最初は二条城に訪れるのがいいですね。
開場は午後7時。
その20分ほど前に到着しましたが、入口付近は長蛇の列。
待っている間に京の七夕のパンフレットをみて時間をつぶすことに。
そして、開場5分前に列が動き出し、入場することができました。
ライトアップされるのは唐門と二の丸御殿。
二条城全域がライトアップされるわけではないので、30分もあれば観て廻ることができますね。
唐門の近くには、たくさんのメッセージ行灯(あんどん)が並べられています。
それぞれの行灯には、協賛している企業名とメッセージが書かれています。
唐門をくぐって、正面に見えるのが二の丸御殿。
金色に装飾された部分がライトアップされることできらきらと輝いていました。
京の七夕の期間、二条城では石井竜也さんの作品展が行われています。
作品の撮影は禁止。
作品のタイトルは「顔魂-KAODAMA-」です。
中央に置かれた作品の左右に狛犬のようなものが展示されていました。
順路に従って歩いて行くと夜店がたくさん出ていました。
よく見ると昼の拝観時に出ているお店と同じようですね。
二条城の拝観を予定通り30分程度で済ませ、堀川会場に移動です。
堀川会場は光の天の川が人気
堀川会場の入り口は、二条城の正面に建つ京都全日空ホテル付近です。
入口付近は、観光客の方が多く、なかなか前に進めませんでした。
堀川会場で最初に目にするのが、川を流れる青色に発光したボールです。
このボールは、いのり星と呼ばれています。いのり星には、LEDが内蔵されています。
10分ほど進んだところには、たくさんの笹飾りが並べられていました。
ライトアップされた笹飾りと青白く光るいのり星が調和していますね。
笹飾りの一帯を抜けると今度は竹と光のアートが現れます。
たくさんの作品が展示されていましたが、その中でも下の写真の作品が良かったです。
まっすぐに伸びた竹を赤や青など様々に変化する光が照らした作品で、多くの方が見入っていました。
竹と光のアートの次は、友禅流しです。
様々に変化する光に照らされた友禅がきれいでじっくりと観たかったのですが、ここからは道幅が狭くなり混雑することから、立ち止まって観ることができません。
次回からは、広い場所で友禅流しをしてほしいですね。
友禅流しの後は、ちょうど中間地点の堀川丸太町に到着。
橋の下は、たくさんのいのり星が流れていました。
堀川丸太町を越えるといよいよ光の天の川が登場です。
パンフレットに大きく写真が掲載されていたので、これが堀川会場の見どころなのでしょう。
光が流れるように点いたり消えたりするのが幻想的です。
おそらく、多くの方が光の天の川を楽しみにしていたことでしょう。
光の天の川を過ぎると、人の数が一気に減って歩きやすくなりました。
途中で、再び竹と光のアートが出現。
こちらに展示されている作品の中では、下の写真に写っている鶴の作品がお気に入りです。
この後、竹灯籠などを観て歩き、一条戻り橋のゴールに到着です。
ちなみに一条戻り橋付近は、薩長同盟締結の場所として知られています。
スタートからゴールまで完走した人は、おそらく半分もいないのではないでしょうか。
みんな光の天の川を観て満足したようですね。
今年から始まった京の七夕ですが、堀川会場は盛りあがっていたように思います。
来年以降も開催され、京都の夏の行事として定着してほしいですね。
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