1月下旬に京都市左京区の壇王法林寺(だんのうほうりんじ)に参拝してきました。
立ち寄る予定はなかったのですが、近くを通りかかったので、ちょっと境内を覘いていくことに。
なので特に目的はありません。
でも、このように何気なく訪れた時に偶然の発見があるものです。
参道の椿
壇王法林寺は、地下鉄三条京阪駅から地上に出てすぐの場所に建っています。
京阪三条駅から地上に上がった方が近いですね。
三条通に面した壇王法林寺の山門。
この山門は三条門というそうです。
三条門をくぐり参道へ。
奥には四天王像を祀る楼門が見えます。
このまま楼門まで進もうと足早に参道を歩くと、視界に赤い花が飛び込んできました。
それは、冬らしい椿の花でした。
これまで何度も壇王法林寺に参拝していますが、参道に椿が植えられていることに全く気付きませんでした。
そう言えば、あまり冬に壇王法林寺を訪れていなかったような気がしますね。
椿は1種類だけでなく、何種類か植えられています。
真っ白な花を咲かせた椿もありますね。
絞りが入った椿。
椿の種類はわかりませんが、赤色や白色など様々な椿が花を咲かせていて、冬なのに参道は割と華やかでしたよ。
境内の様子
参道の椿を見た後は、楼門へ。
楼門に祀られている四天王像もしっかりと見ておきましょう。
こちらは、楼門の北西に祀られている多聞天です。
多聞天の足元を見ると、邪鬼が踏んづけられています。
北東に祀られている広目天です。
広目天の足元でも邪鬼が踏みつぶされています。
悪いことをすると四天王に踏んづけられるかもしれませんから、他人に迷惑をかけるような行為は慎まなければなりませんね。
寛政3年(1750年)頃に完成した本堂。
境内に隣接する保育園から子供たちの元気な声が聞こえてきます。
子供は風の子とはよく言ったもので、園児たちは寒さをものともせず走り回っていましたよ。
保育園の門の前には、園児たちを守っているかのように童地蔵さんがいらっしゃいます。
他にも壇王法林寺の境内にはお地蔵さまが何体も祀られています。
楼門の東側の参道付近には、かわいらしい姿をした供養地蔵尊もいらっしゃいます。
手前の2体のお地蔵さまは、ニコニコとした笑顔で参拝者を出迎えてくれていますよ。
お地蔵さまへのお参りを済ませたところで、境内から出ることに。
参道には、まだつぼみだけの椿が何本かありました。
これから春にかけて、たくさんの花を咲かせそうですね。
なお、壇王法林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。