京都市左京区の糺(ただす)の森の中に建つ河合神社は、下鴨神社の第一摂社です。
糺の森に入ってすぐの場所にあることから、下鴨神社に参拝に訪れた方が、よく河合神社にもお参りをしていますね。
6月末。
私も下鴨神社に参拝したついでに河合神社にもお参りをしておきました。
しっとりとしたカエデの青葉
河合神社には、京阪電車の出町柳駅から北に5分ほど歩くと到着します。
普段は、御蔭通から糺の森に入るのですが、今回は西側の下鴨本通から糺の森に入りました。
糺の森の入り口からまっすぐ50メートルほど先に河合神社の朱色の鳥居があります。
そして、鳥居をくぐってさらに進み、境内の入り口である神門の前に到着しました。
境内に入ると正面に舞殿が建っています。
その後ろに本殿があるので、お参りをしましょう。
河合神社の本殿に祀られているのは、玉依姫命(たまよりひめのみこと)です。
玉依姫命は神武天皇の母神で、日本建国に貢献した女性と伝えられています。
すべての女性が一層美しくなりたいという願望と安産、育児、縁結びなどを叶えてくれる神さまとして広く知られており、美人の神さまとしても人気がありますね。
そういうこともあり、本殿脇には美人祈願のために奉納された鏡絵馬がたくさん並んでいます。
現在のように美人祈願の神社として多くの人に知られるようになったのは、ほんの数年前のことです。
以前は、鏡絵馬もありませんでしたから、下鴨神社に参拝するついでに河合神社にも訪れるといった方が多かったと思います。
でも、境内に入るとすぐに美人祈願の神社だとわかるようにし、鏡絵馬を奉納できるようになってからは、女性たちの参拝が目立つようになってきました。
鏡絵馬には、自分の似顔絵を描きます。
神門の近くには、鏡絵馬御化粧室があるので、時間をかけて丁寧に絵馬に似顔絵を描けますね。
河合神社に参拝したら鴨長明の方丈も見ておきたいですね。
この方丈は、鴨長明が方丈記を書いた時に使っていたものの複製です。
屋根にまで届こうかというほど伸びたカエデの枝には、梅雨らしくしっとりとした青葉がたくさん付いていました。
短い時間でしたが、本殿への参拝を終えたので、境内から出ることに。
鳥居近くの手水場は、様々な大きさの石が組み合わされており、趣がありますね。
下鴨神社に参拝するときは、ぜひ河合神社にも美人祈願に立ち寄ってください。
なお、河合神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。